[Financial Express]バングラデシュ暫定政府は、過去の偽造融資や不良債権の増加により一部の銀行が混乱に陥っていることから、アジア開発銀行から銀行部門向けの5億ドルの救済パッケージを得ることを望んでいる。
政府はすでにアジア開発銀行(ADB)との政策支援融資交渉を終えており、来月最初の融資で財政支援が得られると期待していると経済関係局(ERD)関係者が金曜日に明らかにした。
「我々はADBとの協議を完了した。ADBはバングラデシュの金融および関連部門の進行中の改革を確信している。現在、銀行部門のさらなる改革を促進するために資金を提供することを決定した」とERDの上級職員はフィナンシャルエクスプレス特派員に語った。
「我々は、予算支援案が4月のADB理事会で承認され、その後融資契約が直ちに締結されることを期待している」と彼は付け加えた。
バングラデシュの金融部門は、追放されたシェイク・ハシナ政権とその仲間たちによって、銀行規制違反、数千億タカの略奪、数十億ドルの資金洗浄によって破壊されたと当局者は嘆いた。
銀行部門の不良債権(NPL)は、バングラデシュ史上最高水準にあると評価されている。
中央銀行のデータによると、昨年12月までに銀行部門の不良債権比率は総融資残高の20.20%に達した。
過去のハシナ政権の手先とみなされていた一部の企業は、銀行から巨額の融資を受けたものの返済せず、金融機関とその運営を弱体化させた。
「少なくとも12の商業銀行が、巨額の不良債権、預金不足、業務上の詐欺行為などの脆弱性により、赤色のカテゴリーに分類されている」と当局者は述べた。
別のERD関係者は、提案されている5億ドルは、ADBによる「銀行部門改革政策に基づく融資」のサブプログラム1に含まれるだろうと述べている。
このサブプログラムの成功後、さらに5億ドル(サブプログラム2)が処理される可能性が高いと彼は付け加えた。
ERDの関係者によると、マニラを拠点とする同金融機関は、予算支援を得るために、すでにバングラデシュ政府に金融部門や関連部門に関するいくつかの改革案を提出しているという。
一方、アジア開発銀行は昨年12月18日、バングラデシュの後発開発途上国(LDC)からの脱却に向けた準備を支援するため、「経済管理とガバナンス強化プログラム、サブプログラム1」と題する6億ドルの予算支援を確定した。
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Bangladesh News/Financial Express 20250315
https://today.thefinancialexpress.com.bd/first-page/adb-lending-500m-bailout-for-bd-banks-1741977426/?date=15-03-2025
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