原油価格は安定

[Financial Express]ロイター通信によると、米国の燃料在庫の予想以上の減少と中東での緊張再燃がドル高に対抗したため、原油価格は木曜日はほとんど変わらなかった。

ブレント原油先物は12時51分GMT時点で8セント(0.11%)上昇し1バレル70.86ドル、一方、米ウエスト・テキサス・インターミディエート原油(WTI)4月限は4セント上昇し67.20ドルとなった。

より活発に取引されているWTI5月契約は5セント(0.07%)上昇し、66.96ドルとなった。

米政府データによると、先週のディーゼル油や暖房油を含む留出油在庫は予想以上に減少し、280万バレル減少した。これはロイター調査で予想されていた30万バレルの減少を上回った。

JPモルガンのアナリストらはメモの中で、「航空旅客数の減少にもかかわらず、米国の原油需要見通しは引き続き良好だ」とし、米国の旅行活動の減少は需要見通しの全般的な弱さを示すものではないと付け加えた。

一方、米国の原油在庫は170万バレル増加し、ロイターが事前に調査した51万2000バレルの増加という予想を上回った。

「入手可能な原油在庫データは、2025年初頭の原油市場がやや供給不足になることを示唆している。原油余剰が拡大するという市場の予想とは対照的に、今年の原油市場はほぼ均衡するとの見方を維持している」とUBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は述べた。

原油価格の上昇を抑えたのはドルで、米連邦準備制度理事会(FRB)が米国の関税をめぐる不確実性から年内の追加利下げを急がない姿勢を示したことでドルが小幅上昇した。


Bangladesh News/Financial Express 20250321
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-hold-steady-1742489589/?date=21-03-2025