イスラエルの刑務所で死亡したパレスチナ人少年に飢餓の兆候が見られた

[Financial Express]テルアビブ、4月6日(AP/BBC):イスラエルの刑務所で死亡したパレスチナ人の10代の少年の死因は、おそらく飢餓だったと、検死に立ち会ったイスラエル人医師は述べた。

起訴もされずに6か月間拘留されていた17歳のワリド・アフマド君は極度の栄養失調に苦しみ、結腸炎や疥癬の兆候も見られた、と少年の家族の要請でイスラエルの専門家が行った検死に立ち会ったダニエル・ソロモン医師が記した報告書には記されている。

AP通信は家族からソロモンさんの報告書のコピーを入手した。報告書は死因については結論を出していないが、アフマドさんは極度の体重減少と筋肉の衰弱状態にあったと述べている。また、刑務所の診療所からの報告を引用し、アフマドさんは少なくとも12月から刑務所に食事が不十分だと苦情を訴えていたと指摘した。

検死は3月27日にイスラエルのアブ・カビール法医学研究所で行われたが、同研究所は調査結果の報告書を発表しておらず、コメント要請にも応じなかった。アフマド家の弁護士ナディア・ダッカ氏は、消化器外科医のソロモン氏がイスラエルの民事裁判所から検死に立ち会う許可を得たことを確認した。

イスラエルは説明を変えた

ガザの医師殺害

イスラエル軍は、3月23日にガザ南部で救急隊員15人を殺害したことについて兵士らがミスを犯したことを認めた。パレスチナ赤新月社(PRCS)の救急車、国連車両、ガザ民間防衛隊の消防車がラファ近郊で銃撃を受けた。

イスラエルは当初、車列が暗闇の中、ヘッドライトや点滅灯もつけずに「不審な」姿勢で接近したため、軍が発砲したと主張していた。同国は、車両の移動は軍と事前に調整も合意もされていなかったとしている。

死亡した救急隊員の一人が撮影した携帯電話の映像には、負傷者を助けるために呼び出しに応じる際、車両のライトが点灯していたことが映っていた。


Bangladesh News/Financial Express 20250407
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/palestinian-teenager-who-died-in-israeli-prison-showed-signs-of-starvation-1743953153/?date=07-04-2025