ロヒンギャ危機から100日

ロヒンギャ危機から100日
【Financial Express】コックスバザール(Cox's Bazar)の難民キャンプは混雑して非常に悲惨な状況だ。

ロヒンギャがミャンマーラカイン州北部からバングラデシュに逃れて100日以上経つが、この貧困地域では流入の影響があちこちで見受けられる。

国連人道支援計画の目標はこのコミュニティの30万人に支援を届けることだ。

水の60%以上が大腸菌で汚染されているため、水、トイレ、衛生(WASH)状況は避難キャンプだけではなく、近くの地域社会でも懸念される。

「難民を抱えるコックスバザールの地域社会にとって、きれいな水や安全な衛生サービスへのアクセスが問題となっています」
IOM(国際移住機関)の対ロヒンギャWASHプログラム責任者のアレッサンドラ・ペトロン氏はいう。

「WASH評価への適切なギャップ分析と行動計画の提供が喫緊の課題です。IOMは評価ツールを開発しており、この作業をサポートするために今後数日以内に現場にチームを配備します」

国連機関IOMはホワイコン(Whykong)、パロンカリ(Palonkhali)、ジャリアパロング(Jaliapalong)、クトゥパロング(Kutupalong)、ラジャパロング(Rajapalong)、バハルチョラ(Baharchora)の6カ所のロヒンギャコミュニティに3800以上のトイレを設置し、159カ所の井戸を掘った。

これにより、3万人以上のロヒンギャが安全な水や衛生サービスが利用できるようなった。

持続性の確保や雇用創出のため、IOMは地域で井戸管理者を訓練し、今後に備えている。

これらの施設の全体的な管理を担当する村落開発委員会もIOMによって設置された。

最初のニーズ評価から実施や管理までの積極的なコミュニティ参加は、設備が十分に維持され、効率的に使用されることを意味する。

8月25日以来、コックス・バザールのIOM保健チームはロヒンギャや現地バングラデシュコミュニティの10万人以上の患者に、緊急医療と初期健康医療サービスを提供してきた。

UNB報告によると、IOMは19カ所の健康施設を支援し、そのうち9カ所は両方のコミュニティにサービスを提供しているという。

クトゥパロングやレダなどの避難キャンプに近い地域診療所では、30%の患者がバングラデシュコミュニティからやって来る。

IOMの開放予防プログラムの下、医療関係者は、避難キャンプが広がったウクヒヤやテクナフに住む世帯を訪問し、妊婦や子どもの登録、出産前後の医療機関での診察の奨励と確保、応急処置の提供、さらなる治療のため複雑な症例をIOM支援センターに送付するなどの活動を行っている。

Bangladesh News/Financial Express Dec 5 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/national/100-days-of-rohingya-crisis-coxs-bazar-in-dire-straits-1512484729
翻訳:吉本
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