インド経済は世界的な逆風の影響を受けにくいと中央銀行が指摘

[Financial Express]ムンバイ、4月22日(ロイター):インド準備銀行は22日発表した4月の速報で、インド経済は世界的な逆風の影響を比較的受けにくく、適切な政策支援によって同国は現在の不安定さをチャンスに変えることができるとの見方を示した。

「世界経済の見通しの悪化は、外需の弱まりを通じてインドの経済成長に影響を及ぼす可能性があるが、国内の成長エンジンである消費と投資は外的逆風の影響を比較的受けにくい」とインド準備銀行は経済の現状と題する記事で述べた。

同省は、力強い国内経済成長の推進力と健全なマクロ経済の基礎的条件が、世界的な貿易摩擦にもかかわらず経済の底堅さを維持するのに役立っていると述べ、さらに、平年を上回るモンスーンの予報により農業部門の見通しが改善したと付け加えた。

インドの小売物価上昇率は3月に3.34%と5年ぶりの低水準に低下した。食品価格が引き続き下落し、米中貿易戦争が世界経済成長に打撃を与えるとの懸念から中央銀行による利下げの余地が生じた。

インド準備銀行(RBI)は今月初め、主要政策金利を2回連続で引き下げ、金融政策スタンスを緩和した。また、今年度のGDP成長率見通しを6.7%から6.5%に引き下げた。

インド準備銀行は、不安定な世界金融情勢により新興市場が波及リスクにさらされ、世界的なインフレが再び高まる恐れがあると指摘した。

中央銀行は「今後、インドは既に確立された貿易関係を踏まえると、サプライチェーンの再編、外国直接投資(FDI)の源泉の多様化、そして回復力と規模を求める世界の投資家との関わりから恩恵を受けるだろう」と述べた。

同省は「インドのサービス輸出と送金流入の一貫した強さは、経常収支にとって引き続き重要な緩衝材となっている」と付け加えた。


Bangladesh News/Financial Express 20250423
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/indian-economy-less-vulnerable-to-global-headwinds-says-cenbank-1745344007/?date=23-04-2025