IMF、バングラデシュのGDP成長率を3.76%に下方修正

[Financial Express]IMFは世界経済の低迷見通しの中で、今年度のバングラデシュの経済成長率は昨年12月に下方修正された3.8%からさらに減速し、3.76%となると予測している。

そして、この下方修正された予測は、世界的な関税の混乱などが影響し、昨年10月に多国間融資機関が示した前回の4.5%予測よりも大幅に低いものとなっている。

同国のインフレ率は25年度は9.98%と高止まりするが、26年度には5.18%まで落ち着く可能性があると多国間融資機関は予測している。

新たな統計は、世界銀行グループ(世界銀行G)と国際通貨基金(IMF)の春季会合中にIMFが火曜日にワシントンで発表した「2025年世界経済見通し」で明らかにされた。

WEOは、バングラデシュの国内総生産(GDP)成長率が26年度には6.53%まで上昇し、27年度には5.78%まで低下すると予測している。

IMFが作成した最新の世界経済見通し更新では、世界全体の成長率は2025年に2.8%、2026年に3.0%に低下すると予測されている。これは、2025年1月のWEO更新における両年の3.30%から低下しており、累積で0.8%ポイントの下方修正となり、歴史的平均(2000~2019年)の3.7%を大きく下回る。

IMFは最新の予測の根拠として、「貿易摩擦の急激な激化と極めて高いレベルの政策不確実性が世界経済活動に重大な影響を及ぼすことが予想される」と説明している。

参考予測では、先進国経済の成長率は2025年に1.4%になると予測されている。

しかし、米国の成長率は、政策の不確実性の高まり、貿易摩擦、需要の勢いの弱まりにより、2025年1月の予測より0.9パーセントポイント低い1.8パーセントに減速すると予想されています。

また、ユーロ圏の成長率は0.8%で、さらに0.2%ポイント低下すると予想されている。

新興市場国および発展途上国では、成長率は2025年に3.7%、2026年には3.9%に減速すると予想されており、中国など最近の混乱した貿易措置の影響を最も受けた国では大幅な下方修正となる。

IMFは、「世界の総合インフレ率は1月に予想されたよりも若干緩やかなペースで低下し、2025年には4.3%、2026年には3.6%に達すると予想され、2025年には先進国経済については大幅に上方修正され、新興市場国と発展途上国経済については若干の下方修正されるだろう」と指摘している。

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Bangladesh News/Financial Express 20250423
https://today.thefinancialexpress.com.bd/first-page/imf-downgrades-bangladesh-gdp-growth-to-376pc-1745345454/?date=23-04-2025