[Financial Express]マスカット、4月26日(ロイター):イランと米国の首脳らは26日、テヘランの核開発計画を抑制する合意をまとめるため、間接的な協議の新たなラウンドを開始した。一方、ドナルド・トランプ米大統領は、イランの核兵器開発への道を断つ新たな協定を締結できると自信を示した。
専門家らはまず土曜日に会合し、その後、双方が建設的だったと述べたローマでの2回目の協議の1週間後、イランのアバス・アラクチ外相とトランプ大統領の中東特使スティーブ・ウィトコフ氏による間接的な交渉がオマーンの仲介者を通じてマスカットで始まった。
土曜日を通して続いていたマスカットでの専門家レベルの間接的な会合は、潜在的な核合意の枠組みを作成することを目的としている。
協議について説明を受けたイラン当局者はロイター通信に対し、専門家レベルの交渉は「困難で複雑、かつ深刻だ」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。
トランプ大統領は、大統領としての2期目の初めの頃、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ攻撃、イランの核開発計画という難題を含む、世界最大級の紛争や危機のいくつかについて合意を仲介しようと努めてきた。
一方、イラン・イスラム共和国は、経済が引き続き苦境に立たされ、地域の敵国イスラエルによる軍事的敗北が1年以上続く中、制裁の緩和を熱望している姿勢を示している。
「イランは不当な制裁を終わらせる必要性について原則的な立場を堅持しており、核計画の平和的性質について信頼を築く用意がある」とイラン外務省報道官エスマイル・バガエイ氏はオマーンで記者団に語った。
トランプ大統領は、金曜掲載のタイム誌のインタビューで「イランと合意できると思う」と述べたが、外交交渉が失敗に終わった場合にはイランに対する軍事行動も辞さないと繰り返し警告した。
アラクチ氏とウィトコフ氏が間接的な協議を開始した直後、イラン国営メディアは、同国南部の都市バンダル・アッバース近郊のシャヒド・ラジャイー港で大規模な爆発が発生し、数百人が負傷したと報じた。
Bangladesh News/Financial Express 20250427
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/iran-us-nuclear-talks-resume-in-oman-1745680682/?date=27-04-2025
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