[Financial Express]オーストラリア、ロンセストン、5月8日(ロイター):米国が課した大規模な関税によって中国経済がどの程度の打撃を受けるのか懸念が高まっているが、今のところ最もリスクが高い商品は影響を受けていないようだ。
世界第2位の経済大国である中国は、海上輸送量全体の70%以上を購入し、世界の鉄鋼の半分強を生産していることを考えると、鉄鉱石は中国に最も影響を受ける主要商品だ。
しかし、ドナルド・トランプ米大統領が中国との貿易戦争を開始して以来、鉄鉱石の価格と輸入量は概ね安定している。この貿易戦争は、米国がこれまで最大の貿易相手国である中国に145%の関税を課すまでにエスカレートしている。
シンガポール証券取引所で取引された鉄鉱石先物は、5月1日に7カ月ぶりの安値96.20ドルを付けて以来上昇し、水曜日は1トンあたり99.35ドルで取引を終えた。
価格は10月以降、比較的狭い範囲で取引されており、同月初めの高値は110.55ドル、安値は5月初めとなっている。
同時に、中国の鉄鉱石輸入は若干減少しており、税関データによれば第一四半期の輸入量は前年同期比7.8%減の2億8531万トンとなっている。
Bangladesh News/Financial Express 20250509
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/iron-ore-tells-a-different-story-to-the-china-tariff-pain-narrative-1746718961/?date=09-05-2025
関連