[Financial Express]エルサレム、5月10日(AFP):イスラエルは米国主導のガザ地区計画に基づく食糧配給には関与しないが、「必要な軍事的安全保障」は提供すると、米国のマイク・ハッカビー駐イスラエル大使が金曜に述べた。
イスラエルは、パレスチナ過激派ハマスへの圧力をかけるのが目的だとし、ガザ地区への援助を2か月間封鎖しているにもかかわらず、同地区には人道的危機は存在しないと主張している。
ハッカビー氏はエルサレムで記者団に対し、「ここは戦闘地帯なので、イスラエルは必要な軍事的警備の提供には関与するだろうが、食糧の配給やガザへの食糧の搬入には関与しないだろう」と語った。
米国務省が木曜日に発表した米国主導のこの取り組みは、援助物資を分配するための新たな財団が主導するものだが、国連や既存の援助団体を疎外し、ガザにおける現在の人道支援体制を根本から見直すものとなるとして、国際的な批判を浴びている。
ハマス幹部のバセム・ナイム氏は、この計画は「援助の軍事化」につながるリスクがあると述べた。ハッカビー氏は国連、「あらゆるNGO」、「あらゆる政府」に対し、参加を呼びかけた。「この件について懸念を抱いている人々に、このプロセスへの参加を呼びかけます」と述べ、計画が「非常に早期に」実行に移されることへの期待を示した。
ハッカビー氏は、支援活動のスケジュールや、関与する非政府財団に関する詳細情報は明らかにしなかった。ハッカビー氏は「既にこの活動への参加に合意しているパートナーが複数いる」と述べたが、具体的な名前は挙げなかった。イスラエルは、ハマスとの交渉が行き詰まる中、3月2日にガザ地区を封鎖し、3月18日に軍事攻撃を再開した。これにより、2023年10月にパレスチナ自治政府による前例のない攻撃を受けて始まったガザ紛争の2ヶ月に及ぶ停戦が終結した。
ハッカビー氏は、米国の計画では、イスラエル軍は「戦争の進行中の計算から彼らを守るため、配給拠点から離れた場所に」警備を提供し、「配給拠点の警備は請負業者が行う」と述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20250511
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/israel-not-involved-in-gaza-food-distribution-under-us-aid-plan-1746892922/?date=11-05-2025
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