国連、ガザは「深刻な飢餓の危機」に直面していると発表

国連、ガザは「深刻な飢餓の危機」に直面していると発表
[Financial Express]パリ、5月12日(AFP/ロイター): 食糧安全保障監視団は12日、イスラエルによる2カ月以上にわたる援助封鎖により、ガザ地区は「深刻な飢きんの危険」に瀕しており、住民の22%が差し迫った人道的「大惨事」に直面すると警告した。

国連とNGOが支援する総合的食糧安全保障段階分類(IPC)は報告書の中で、ガザ地区の全人口約240万人が9月までに「あるいはそれ以上の」食糧危機に陥る危険にさらされていると述べた。

IPCは「紛争開始から19カ月が経過したが、ガザ地区は依然として深刻な飢餓の危機に直面している」と述べた。

2024年10月の前回の評価以来、食糧安全保障の状況は「大幅に悪化」していると述べた。

「人々の生存に不可欠な物資は枯渇しているか、今後数週間で底をつくと予想される。全国民が深刻な食糧不安に直面しており、50万人(5人に1人)が飢餓に直面している」と報告書は述べている。

5段階の飢餓警報システムを開発した同連合は、4月1日から5月10日までの間に、ガザ地区の24万4000人が最も危機的な食糧安全保障状況であるレベル5、つまり「大惨事/飢餓」に陥っていたことを明らかにした。

さらに92万5000件をレベル4、つまり「緊急事態」に分類した。

国連食糧農業機関は、ガザ地区が「差し迫った飢きんの危険」に直面していると警告し、農業は「完全崩壊の瀬戸際にある」と述べた。

同省は、最後に残る食料となることが多い牛乳や卵などの貴重な品目の生産を維持するために、家畜飼料や獣医用品などの援助が緊急に必要だとして、封鎖の「即時」解除を求めた。

2023年10月7日のパレスチナイスラム主義組織ハマス主導の攻撃を受けてガザ攻撃を開始したイスラエルは、3月2日に現在の援助封鎖を実施した。


Bangladesh News/Financial Express 20250513
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/gaza-faces-critical-risk-of-famine-says-un-1747072614/?date=13-05-2025