市場が米中貿易の動向を注視する中、原油価格が上昇

市場が米中貿易の動向を注視する中、原油価格が上昇
[Financial Express]ロンドン、5月13日(ロイター): 原油価格は火曜日に上昇したが、供給増加と、米中貿易戦争の一時停止がより長期的な合意につながるかどうかに対する警戒感から、値上がりは抑制された。

ブレント原油先物は、グリニッジ標準時12時9分時点で65セント(約1%)上昇し、1バレル65.61ドルとなった。米国産ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油は72セント(約1.2%)上昇し、62.67ドルとなった。

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米国と中国が少なくとも90日間の関税の大幅削減で合意したことを受け、前日の取引で両指標は約4%以上上昇し、ウォール街の株価とドルも上昇した。

PVMのアナリスト、タマス・ヴァルガ氏は、市場は現在、貿易休戦の影響を評価しているところだと述べた。

「5月と6月に予定されているOPECの供給量大幅増加と相まって、上昇余地は限られるかもしれない。」

石油輸出国機構(OPEC)は4月以降、これまでの予想以上に原油生産量を増加しており、5月の生産量は1日あたり41万1000バレル増加する見込みだ。

一方、関係筋はロイター通信に対し、サウジアラビアの中国への原油供給は、石油輸出国機構(OPEC)の増産決定を受けて前月に1年以上ぶりの高水準を記録した後、6月は横ばいになると伝えた。

ロシアに次いで中国にとって第2位の原油供給国である。

その他の地域では、精製燃料の需要が依然として堅調であることを示す兆候が広く見られる。

「原油需要の見通しは悪化しているものの、燃料市場からの明るいシグナルを見逃すことはできない」とJPモルガンのアナリストはメモの中で述べた。

「国際原油価格は1月15日の高値から22%下落したが、精製製品価格と精製マージンはともに安定している。」

主に米国と欧州での精製能力の減少により、ガソリンとディーゼルの需給バランスが逼迫し、輸入への依存度が高まり、メンテナンスや計画外の停止時の価格急騰の影響を受けやすくなっていると、関係者らは付け加えた。


Bangladesh News/Financial Express 20250514
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-rise-as-market-weighs-us-china-trade-developments-1747155130/?date=14-05-2025