習近平主席、北京でラテンアメリカ諸国首脳らを接待「いじめ」と非難

[Financial Express]北京、5月13日(AFP):中国の習近平国家主席は13日、北京で中南米諸国の首脳らと会談し、中南米諸国との関係強化を誓うとともに、米国を暗に批判する形で「いじめ」を非難した。

ラテンアメリカとカリブ海諸国の指導者や関係者らが、中国・CELAC(ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体)フォーラムに出席するため中国の首都に集結した。

中国政府は近年、ラテンアメリカ諸国との経済的、政治的協力を強化しており、ドナルド・トランプ米大統領による最近の関税の嵐に対抗するため共同戦線を張るよう呼びかけている。

ラテンアメリカはトランプ大統領と中国との対立における重要な戦場として浮上しており、この地域はワシントンからどちらの側につくかという圧力にさらされている。

習主席は火曜日、指導者らに演説し、中国とこの地域との結びつきの高まりを称賛した。

「中国はラテンアメリカ・カリブ海地域から遠く離れているが、両国は古くからの友好交流の歴史を持っている」と習主席は開会式で述べ、首脳会談を「大きくて丈夫な木」に例えた。

「各国は団結と協力を通じてのみ、世界の平和と安定を守り、世界的な発展と繁栄を促進できる」と習主席は述べ、この地域の「発展」のために92億ドルの融資を約束した。また、「ブロック対立」についても警告した。

習主席の発言は、米国と中国が報復関税を90日間大幅に削減する合意を発表した翌日に出されたもので、トランプ大統領はこの結果を「完全なリセット」と呼んだ。

この協定に基づき、米国は中国製品に対する関税を30%に引き下げ、中国も自国の関税を10%に引き下げることに同意した。

この合意は、世界市場を混乱に陥れた世界二大経済大国間の厳しい貿易戦争の大幅な緩和を意味した。

「関税戦争や貿易戦争に勝者はいない」と習主席は述べた。「威圧と覇権主義は孤立を招くだけだ」と付け加えた。


Bangladesh News/Financial Express 20250514
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/xi-slams-bullying-as-beijing-hosts-latam-leaders-1747158935/?date=14-05-2025