大きなお腹は富の証!

大きなお腹は富の証!
[Financial Express]ナイロビ、5月25日(AP通信):アフリカの多くの文化圏では、太ったお腹は昔から富の象徴とされてきた。しかし、肥満関連の疾患による死亡者数の増加に伴い、この認識は致命的なものになりつつある。

ケニアでは、太りすぎの政治家は有権者からボスやムクブワ(スワヒリ語で「大物」の意味)と呼ばれることが多く、その太さは繁栄の象徴とされている。

ナイロビとモンバサの知事を含む若い政治家たちは、公の場で減量について発言し始めています。肥満は糖尿病などの非感染性疾患の発症に寄与し、ケニアではこれらの疾患が主な死因となっています。保健省によると、これらの疾患は年間死亡者の39%を占めています。

政府が人口の約3分の1が依然として食料ニーズを満たせないと発表しているこの国では、2025年版世界肥満地図によると、成人の13%が肥満である。この対照的な状況は、この国における格差の拡大と、所得増加層によるファストフードや加工食品の人気を浮き彫りにしている。

肥満に関する認識は、金融やその他の意思決定に影響を与える可能性があります。2023年にアメリカ経済評論誌に掲載された調査によると、隣国ウガンダでは、マイクロファイナンス機関が融資申請者の体重に基づいて審査を行っており、太りすぎの人は融資の返済能力が高いと判断されていました。

「多くの人は、お金を稼ぎ始めると、太ったり肥満になったりして、お金に見合った体型にならなければならないと感じます」とケニアの栄養士フェリックス・オコス氏は言います。「しかし、彼らは糖尿病や高血圧といった生活習慣病になりやすい体質になっていることに気づいていません。」

世界保健機関のアフリカ局長は、世界で最も若く、最も急速に人口が増加しているアフリカ大陸にとって、この増加傾向を「時限爆弾」と呼んだ。


Bangladesh News/Financial Express 20250526
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/big-belly-sign-of-wealth-1748200178/?date=26-05-2025