[Financial Express]ロンドン、5月27日(ロイター): 石油輸出国機構(OPEC)が今週後半の会合で増産を決定するとの期待から、原油価格は火曜日に下落した。また、貿易摩擦の緩和もいくらか支えとなった。
ブレント原油先物は、グリニッジ標準時13時41分時点で31セント(0.5%)下落し、1バレル64.42ドルとなった。米国産ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油は30セント(約0.5%)下落し、1バレル61.23ドルとなった。
石油輸出国機構(OPEC)とその同盟国は、水曜日の会合で政策を変更する予定はない。
しかし、土曜日に行われる別の会合では、7月の原油増産をさらに加速させることで合意する可能性が高いと、同グループの代表者3人がロイター通信に語った。
SEBのアナリスト、オレ・ヴァルビエ氏は、ある程度、原油供給量の増加も価格に織り込まれていたと述べた。
UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は、貿易懸念の緩和は支援材料だとしながらも、石油輸出国機構(OPEC)が土曜日にどのような決定を下すかが明らかになるまでは上昇余地は限られていると述べた。
ドナルド・トランプ米大統領が欧州連合(EU)との貿易交渉を7月9日まで延長することを決定したことで、燃料需要を抑制する恐れのある関税に対する当面の懸念は和らいだ。
イランと米国の間で合意に達することができるかどうかの不確実性が、強気なムードをさらに高めた。
米国とイランの核協議が失敗すれば、イランに対する制裁が継続され、イランの石油供給が制限される可能性がある。
イランのマソウド・ペゼシキアン大統領は月曜日、核計画をめぐる米国との交渉が合意に至らなくてもイランは生き残ることができるだろうと述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20250528
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-edges-lower-ahead-of-opec-meeting-1748363581/?date=28-05-2025
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