ベトナム、トランプ関税回避のためギャップ、リーバイ・ストラウスと協議

[The Daily Star]ベトナムは、ドナルド・トランプ大統領が警告する46%の貿易関税を回避しようと、ギャップやリーバイ・ストラウスなど米国の大手アパレル企業の協力を求めている。

国際的ブランドの衣料品や靴の主要生産国であるこの国は、米国との貿易黒字が中国とメキシコに次いで3番目に大きく、4月のトランプ大統領の「解放記念日」関税攻撃の標的となっている。

当局者は打撃を避けるため米国当局と協議を重ね、米国の巨大IT企業からの支援を求め、問題を緩和するためにワシントンと農業協定を締結している。

米国を訪問中のベトナムのグエン・ホン・ディエン商工相は月曜日、米国アパレル・フットウェア協会(AAFA)や大手ブランドのギャップ、リーバイ・ストラウス、アンダーアーマーの代表らと会談した。

米国はベトナムにとって最大の輸出市場であり、2025年の最初の5か月間の輸出額は570億ドルで、前年同期の440億ドルから増加した。

アメリカの顧客に送られる主な製品の中には繊維製品と履物が含まれていた。

火曜日遅くにオンラインで公開された貿易省の声明では、ディエン氏はベトナムが「世界のサプライチェーンにおいて信頼できるパートナーとなる」という意欲を強めたいと述べた。

同氏は「ベトナムとの協力は長期的な戦略的利益をもたらし、両国間の公正、調和的かつ持続可能な方向での貿易収支の改善に貢献するだろう」と語ったと伝えられている。

声明によれば、ディエン氏はウォーバーグ・ピンカス・インベストメント・ファンドの代表ジェフリー・パールマン氏とも会談した。

トランプ大統領は4月に一連の関税を発表した際、ベトナムが米国に90%の関税を課したと主張したが、これは昨年のハノイの貿易黒字1235億ドルに基づくものだった。

彼の政権はまた、中国に課された関税を回避しようとする試みにおけるアジアの国の役割について特に憤慨しているように見えた。

しかし、ベトナムが世界のサプライチェーンで重要な役割を果たしていることから、同国に進出している米国企業を含む多くの関係者がホワイトハウスに関税を撤回するよう求めている。

ベトナムと米国の貿易交渉担当者らは先週パリで最新の協議を開催し、今後数日中に再び会合する予定だ。

ハノイは先週、貿易関係の均衡化を目指し、米国から最大30億ドル相当の農産物やその他原材料を輸入する複数の協定に署名した。

トランプ氏の不動産グループは先月、ベトナムで15億ドルの高級ゴルフリゾートの建設に着工した。一方、息子のエリック氏はベトナム南部のビジネス中心地ホーチミン市でタワー建設の可能性のある場所を探している。


Bangladesh News/The Daily Star 20250612
https://www.thedailystar.net/business/global-economy/news/vietnam-talks-gap-levi-strauss-head-trump-tariffs-3914861