米判事、トランプ政権による連邦選挙の改革を阻止

米判事、トランプ政権による連邦選挙の改革を阻止
[Financial Express]ボストン、6月13日(ロイター): 連邦裁判所は13日、ドナルド・トランプ米大統領の政権に対し、有権者に米国民であることを証明するよう義務付けたり、選挙日後に届いた郵便投票を各州が集計することを禁じたりすることなどを含む連邦選挙制度を全面的に見直す大統領令の一部実施を差し止めた。

ボストンの米国地方裁判所判事デニス・キャスパー氏は、大統領には連邦選挙および各州の投票手続きの変更を命じる権限がないと主張する民主党主導の19州の要請を受けて、仮差し止め命令を出した。

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この訴訟は、トランプ大統領が3月25日に発した大統領令に異議を唱える全国各地の訴訟の一つだ。トランプ大統領はこの大統領令に署名する前、長年にわたり米国の選挙制度の正当性について疑問を呈し、2020年の大統領選で民主党のジョー・バイデン前大統領に敗れたのは広範な不正投票によるものだと虚偽の主張をしてきた。

トランプ大統領の命令の一部は、すでにワシントンの連邦判事によって阻止されている。同判事は4月に、有権者登録用紙の変更を義務付ける条項や、連邦選挙管理当局が有権者登録をしている人々が市民であるかどうかを評価する条項を政権が施行することを阻止していた。

しかし、この判決は、トランプ大統領の大統領令の市民権を証明する条項だけでなく、選挙日後に受け取った郵便投票を各州が数えることを禁じる部分についても批判したキャスパー判事の判決よりも範囲が狭いものだった。

民主党のバラク・オバマ大統領によって任命された同判事は、「選挙日法の条文では、すべての投票が選挙日までに投じられることのみが求められており、その日までに投票用紙が受領されることは求められていない」と述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20250614
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/us-judge-blocks-trump-administration-from-overhauling-federal-elections-1749833984/?date=14-06-2025