[Financial Express]パリ、6月16日(ロイター):サウジのリース会社アビリースは、欧州の航空機メーカーと初めて直接取引し、エアバスの単通路ジェット機30機とA350貨物機10機を確定発注した。月曜日のパリ航空ショーで、サウジの航空産業への野望が始まった。
サウジアラビアの公共投資基金傘下の設立3年の同社は、最終的に購入機数を77機に増やす可能性のあるオプションも取得したと、アビリースのテッド・オバーン最高経営責任者(CEO)が記者会見で明らかにした。
サウジアラビアの最新航空会社で、PIF傘下のリヤド航空も、世界最大の航空博覧会の開会式でA350-1000型機25機の発注に調印した。
航空ショーでの取引は、ドナルド・トランプ米大統領の最近の同地域訪問中に湾岸航空会社がボーイング機に多額の支出をしたことを受けて、サプライヤー間のバランス調整を部分的に図ったことを示している。
サウジアラビアの航空部門は、同国が経済を化石燃料から多様化し民間部門を強化するビジョン2030計画に数十億ドルを投資するなか拡大している。
貨物機の発注は世界的な貿易摩擦のさなかで行われ、既存機種の交換時期が迫っており、旅客機を改造するプロジェクトもいくつか承認待ちとなっている。
「サウジ市場には大きな成長の可能性があり、サウジの航空戦略では同国の貨物・物流インフラを2倍以上に拡大することを求めている」とオバーン氏は語った。
サウジアラビアの運輸大臣率いる大規模な代表団がショーに出席した。
Bangladesh News/Financial Express 20250617
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/saudi-leasing-firm-avilease-orders-40-airbus-jets-1750090493/?date=17-06-2025
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