米国、ベトナムに中国の技術から切り離すよう圧力

[Financial Express]ハノイ、6月16日(ロイター): 米国は、米国に輸出される前にベトナムで組み立てられる機器における中国製技術の使用を減らすよう、関税交渉でベトナムに圧力をかけていると、事情に詳しい3人が明らかにした。

ベトナムには、アップルやサムスンといったテクノロジー企業の大規模な製造拠点があり、これらの企業は中国製の部品に大きく依存しています。メタとグーグルも、ベトナムに仮想現実(VR)ヘッドセットやスマートフォンなどの製品を製造する下請け業者を置いています。

東南アジア諸国連合(ASEAN)は、ベトナム製部品の供給を増やすため地元企業との会合を開催しており、協議に詳しい関係者によると、企業は協力する意向を示しているものの、協力には時間と技術が必要だと警告している。

トランプ政権はベトナムに対し、46%の壊滅的な関税を課すと警告しており、これによりベトナム製品の主要市場へのアクセスが大幅に制限され、共産党政権下の同国の輸出志向型成長モデルが覆される可能性がある。

協議に詳しい関係者によると、ベトナムは「中国のハイテク製品への依存を減らす」よう求められている。「これはサプライチェーン再構築の一環であり、ひいては米国の中国部品への依存を減らすことになるだろう」と関係者は付け加えた。

2人目の関係者は、中国の技術に過度に依存しているベトナム製製品の例として仮想現実(VR)機器を挙げ、最終的な目的は、米国の中国ハイテクからの分離を加速すると同時にベトナムの工業生産能力を高めることだと述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20250617
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/us-pushes-vietnam-to-decouple-from-chinese-tech-1750093035/?date=17-06-2025