[Financial Express]ガザ、6月26日(ロイター/BBC): イスラエル軍の銃撃と空爆により、ガザ地区で木曜日、少なくとも21人のパレスチナ人が死亡したと地元保健当局が発表した。調停官らは、戦争終結に向け停戦協議の再開を求めてイスラエルとハマスに働きかけている。
地元保健当局は、イスラエル軍の空爆によりガザ市シェイク・ラドワン郊外の避難民の学校が少なくとも9人死亡し、また別の空爆により飛び地南部のハンユニスのテント村付近でも9人が死亡したと発表した。
医療関係者らによると、ガザ中心部の主要道路沿いで国連の援助トラックを待つ群衆を前に、イスラエル軍の銃撃によりさらに3人が死亡、数十人が負傷した。これは援助物資配給拠点での複数人死亡事故の最新の事例である。
木曜日の事件について、イスラエル軍はすぐにコメントしなかった。イスラエルは、2023年にガザ地区からイスラエル南部を攻撃したハマスの戦闘員を排除し、同組織に拘束されている人質を解放することを目指していると述べている。
ハマスの情報筋によると、新たな死者が出た当時、米国の支援を受けたアラブの仲介者、エジプト、カタールは、新たな停戦協議の開催を目指して戦闘当事者らに接触を図っていたが、新たな協議の具体的な日時は設定されていなかったという。
極右政党との連立政権を率いるイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、約20年間ガザを支配してきたハマスに対し、戦争を終わらせるために人質全員を解放し、いかなる役割も放棄し、武器を放棄するよう強く求めている。
一方、ハマスは、イスラエルが恒久的な停戦に同意し、ガザから撤退すれば人質を解放すると表明している。ハマスはガザの統治権を失うことを認めたものの、軍縮に関する協議は拒否している。
イスラエルの集計によると、ハマス主導の過激派は2023年10月7日にイスラエルを攻撃し、1,200人近くを殺害し、251人を人質にした。これに対しイスラエルは大規模な軍事作戦を開始した。
地元保健当局によれば、イスラエルの報復戦争によりこれまでに5万6000人以上のパレスチナ人が死亡し、沿岸地帯の大部分が破壊された。
これまでに解放された人質のほとんどは、ハマスとイスラエルの間接的な交渉を通じて解放された。
一方、パレスチナ当局によれば、イスラエル人入植者数十人が占領下のヨルダン川西岸にあるパレスチナ人の村を攻撃し、パレスチナ人3人が射殺されたという。
ラマラ近郊のカフル・マリクで水曜日夜に撮影されたビデオ映像には、車と家が燃え、銃声が聞こえて逃げるパレスチナ人の姿が映っている。
イスラエル軍は、現場に派遣された部隊が入植者と村民が互いに石を投げ合っているのを発見したと発表した。さらに、数人の「テロリスト」が部隊に向けて発砲し、石を投げつけたため、部隊は反撃し、命中した人物を特定したと付け加えた。また、イスラエル人5人を逮捕した。
パレスチナ外務省は、入植者たちが「テロ攻撃」と称する攻撃中に、自宅にいる村人たちに発砲したと発表した。
同省はまた、イスラエル軍が数時間にわたり救急隊が負傷者のもとに到着するのを阻止し、消防隊が村に入るのを妨害したと述べた。
イスラエルは、1967年の中東戦争でヨルダン川西岸地区と東エルサレムを占領して以来、約160の入植地を建設し、約70万人のユダヤ人を居住させてきた。パレスチナ人はガザ地区と共に、将来の国家建設を夢見ている。推定330万人のパレスチナ人が彼らと共存している。
国際社会の大多数は、入植地は国際法に違反していると考えている。これは国際司法裁判所(ICJ)が昨年出した勧告的意見でも支持されている立場だが、イスラエルはこれに異議を唱えている。
Bangladesh News/Financial Express 20250627
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/israeli-attacks-kill-21-people-in-gaza-1750952745/?date=27-06-2025
関連