シェルはBP買収の交渉はしていないと表明

[Financial Express]ロンドン、6月26日(AFP): 英国の石油大手シェルは26日、ウォール・ストリート・ジャーナルが予備的な協議があったと報じたことを受け、ライバルのBPとの買収交渉は行っていないと発表した。

シェルの広報担当者はAFPに対し、「これは市場の憶測に過ぎない。協議は行われていない」と語り、同社は業績向上による付加価値向上に注力していると付け加えた。

BPはコメントを控えた。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、両社が事業統合について「初期段階の協議」を行ったと関係者が伝えた。

シェルとBPの提携は石油・ガス業界で過去最大の合併の一つとなり、米石油大手エクソンモービルとシェブロン、フランスのトタルエナジーに対する優位性を高めることになるだろう。

「大企業は皆、自社の規模と規模を大きく拡大できる業界内のあらゆる買収機会を熱心に検討するだろう」とAJベルの投資アナリスト、ダン・コーツワース氏はAFPに語った。

「だが、だからといって取引が進むわけではない」と同氏は付け加え、シェルによるBP買収は「消えることのない買収の噂」だと述べた。

シティ・インデックスのアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏はAFPに対し、シェルによるBPの買収は競争上の懸念を引き起こし、規制当局からの承認を得るのが難しくなるだろうと語った。

BPは近年、ライバル企業との競争で苦戦を強いられている。

同社は2月に、低迷する利益を増やそうと、野心的な気候変動対策目標を断念し、石油とガスに再び重点を置くことにした。

BPの第1四半期純利益は70%減少して6億8,700万ドルとなり、一方シェルは純利益が35%減少して48億ドルとなりアナリスト予想を上回った。


Bangladesh News/Financial Express 20250627
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/shell-says-not-in-talks-to-buy-bp-1750961562/?date=27-06-2025