[Financial Express]情報筋によると、暫定政府はウクライナが提起した「盗難穀物」問題の解決に取り組んでいる。
これに関して、外務省は、食糧省、商務省、海運省、国税庁(NBR)、チッタゴン港湾局(CPA)などの政府機関に対し、ウクライナが提起した懸念について早急に必要なコメントを出すよう要請したと関係者らは付け加えた。
キエフからの要請を受けて、外務省は問題をできるだけ早く解決するために国家機関に意見を求めた。
戦争で荒廃したウクライナは、ロシア占領下のウクライナ領土から盗まれた小麦を輸入しているとして、バングラデシュの民間企業に制裁を課すよう欧州連合(EU)に要請する準備をしている。
キエフからの口上書に沿って、インドのニューデリーにあるウクライナ大使館は、ウクライナの一時占領地域産の穀物(小麦)の購入疑惑に関してインド政府の懸念を伝えた。
口上書によると、今年5月1日から11日まで、および4月24日から5月25日まで、一時占領されたウクライナのセヴァストポリ港とケルチ港からそれぞれ約5万3900トンと4万2000トンの穀物が違法に輸出されたという。
また、これらの積荷はロシアのカフカス港の積み替え地域に移され、そこでベルデン号(IMO: 9278818)とセニョリータ号(IMO: 9284257)に積み込まれ、バングラデシュへ輸送されたとも主張している。
ウクライナ側はさらに、「ベルデン」と「セニョリータ」がそれぞれ5月13日と5月26日にカフカスの停泊地を出港し、チッタゴン港に向けてそれぞれ6月11日と6月18日に到着する予定であると発表した。
連絡を受けた食糧省の高官は、「ウクライナ政府はすでにバングラデシュに対し、船舶の入港を阻止し、盗難穀物とされるものの荷降ろしを禁止し、ロシアが一時占領しているウクライナ領土を原産とする商品の輸入を控えるよう適切な措置を取るよう要請している」と述べた。
外務省関係者は「問題を適切に解決できるよう取り組んでいる。しかし、どの国もどの国からでも輸入できる。自由市場経済なので、輸入品が盗品かどうかは問題ではない」と述べた。
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Bangladesh News/Financial Express 20250701
https://today.thefinancialexpress.com.bd/last-page/govt-working-on-ukraines-stolen-grain-claim-1751305450/?date=01-07-2025
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