[Financial Express]ジュネーブ、7月11日(AFP): 国連は金曜日、今年初め以来ハイチでギャングの暴力が激化し、3,000人以上が死亡したと発表した。
ハイチは西半球で最も貧しい国であり、国土の大半は殺人、強姦、誘拐を実行する対立する武装集団の支配下にある。
「今年に入って1月1日から6月30日までの間に、ハイチ全土で少なくとも3,141人が殺害された」と国連人権高等弁務官事務所の報道官ラビナ・シャムダサニ氏はジュネーブで記者団に語った。
暴力行為の多くは長い間ポルトープランスに集中していたが、人権局はギャングが沿岸の首都をはるかに越えて勢力を拡大していることで致命的な影響が生じていると強調した。
国連ハイチ事務所(BINUH)と共同で作成した最新の報告書によると、首都郊外での暴力の急増により、過去9か月間に1,000人以上が死亡し、数十万人が避難を余儀なくされたことがわかった。
「この終わりのない恐怖の物語の真っ只中に巻き込まれているのはハイチの人々だ。彼らはギャングによる恐ろしい暴力に翻弄され、治安部隊による人権侵害やいわゆる『自衛』グループによる虐待にさらされている」と国連人権高等弁務官のフォルカー・ターク氏は声明で述べた。
報告書によると、昨年10月から6月末までに「ポルトープランス首都圏西部のアルティボニットとサントル、ガンティエ、フォン・パリジャンで少なくとも1,018人が死亡、213人が負傷、620人が拉致された」という。
同期間中、ハイチ全土での殺害総数は1月以降の3141件を含めて4864件に上ったと人権局は発表した。
報告書は、「ギャングの領土支配の拡大は、暴力の蔓延や武器・人身売買の国際取引の増加という大きなリスクをもたらし、カリブ海地域諸国の重大な不安定化につながる可能性がある」と警告した。
「この地域の急速な不安定化を防ぐため、国際社会は、国民の権利保護に主たる責任を負っているハイチ当局、および脆弱なグループに援助を提供する国際機関および国内機関への支援を強化しなければならない」と報告書は述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20250712
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/more-than-3000-people-killed-in-haiti-violence-so-far-this-year-un-1752255236/?date=12-07-2025
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