[Financial Express]ニューヨーク、7月14日(AFP):ドナルド・トランプ米大統領は14日、イスラエルのガザ地区紛争をめぐる協議は継続中であり、ドーハでの停戦交渉が行き詰まっているにもかかわらず、来週には進展があることを期待している、と記者団に語った。
「ガザについては話し合い中で、うまくいけば来週中に解決できるだろう」とトランプ大統領は述べ、7月4日に述べた同様の楽観的なコメントを繰り返した。
パレスチナ系アメリカ人のサイフ・アル=ディン・アブドゥル・カリム・ムサラトの遺体は、国旗をまとい、黄色とオレンジ色の花輪で覆われ、日曜日、占領下のヨルダン川西岸地区のアル=マズラア・シャルキーヤの混雑した通りを運ばれた。
石灰岩の丘の頂上にあるこの村は、列柱のある邸宅と手入れの行き届いた庭園で知られ、その数千人の住民のほとんどは北米のパレスチナ人ディアスポラ出身である。
20歳のムサラトもその一人だった。フロリダで生まれ育ち、タンパでアイスクリーム店を経営する彼は、母親や兄弟と夏を過ごす計画で、ほんの数週間前にパレスチナ自治区に到着した。
しかし、金曜日、彼は近くのシンジルでイスラエル人入植者に殴打されて死亡したとパレスチナ保健省が発表した。これはラマラ北部の村を襲った最新の暴力事件である。
日曜日、ムサラトさんの葬儀には数百人が集まり、祈りを捧げ、スローガンを唱えた。ムサラトさんの家族の高級住宅では、女性たちが若者の亡骸を見て泣き叫び、悲鳴を上げた。
壁の1つに掛かったポスターを見ると、若い男が、エルサレムのイスラム教の聖地である岩のドームを背景に、きちんと手入れされた髭を浮かべていた。
二人のティーンエイジャーが抱き合い、涙を流した。「ひどい」と一人が泣きじゃくった。ここ数ヶ月、この地域ではイスラエル人入植者による攻撃が頻繁に発生しており、時にはイスラエル軍の支援も受けていると地元住民は語る。
ムサラト氏の死の数日前、国連は「イスラエル人入植者によるパレスチナ人への攻撃、嫌がらせ、脅迫が日常的な現実となっている」と発言した。
Bangladesh News/Financial Express 20250715
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/us-hopes-for-progress-in-gaza-talks-next-week-1752518209/?date=15-07-2025
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