タイとカンボジア、停戦違反の疑惑を相互に主張

[Financial Express]バンコク、7月31日(AFP): タイとカンボジアは水曜日、両国の国境地帯で発生していた戦闘をほぼ停止させた停戦協定に違反したとして互いに非難し合った。

両国は、国境の寺院をめぐる長年の争いが800キロ(500マイル)の境界線での戦闘にまでエスカレートし、5日間にわたる衝突で双方で少なくとも43人が死亡した後、火曜日から停戦に合意した。

カンボジア国会議長クオン・スダリー氏は、停戦の維持に向け他国に協力を求めた。

「停戦違反を防ぐため、国際監視団と査察団の派遣が急務です。停戦違反者には責任を負わせてください」と、ジュネーブで開催された第6回世界国会議長会議で彼女は訴えた。

タイ外務省は、シーサケート県のタイ軍部隊が「カンボジア軍による小火器と手榴弾による攻撃を受けた」と述べ、攻撃は水曜日の朝まで続いた。「これは停戦合意の明白な違反である」と外務省は声明で述べた。

タイ政府報道官のジラユ・フアンサブ氏も夜間の衝突があったと報告したが、「タイ側は状況を制御している」とし、国境沿いの状況は午前8時(グリニッジ標準時午前1時)から「正常に戻ったと報告されている」と述べた。

水曜日、カンボジア国防省当局者は、両国が国境地域から計30万人以上を避難させた戦闘を終わらせるための停戦協定をタイが2度破ったと非難した。

国連人権高等弁務官のフォルカー・トゥルク氏は、近隣諸国に対し、停戦協定を全面的に履行し、信頼と平和の構築に向けて迅速に措置を取るよう求めた。

「紛争の根本原因を解決するために外交努力が続けられる中、この重要な合意は双方が誠意を持って全面的に尊重されなければならない」とターク氏は述べた。

国境から50キロ離れたタイのスリン市の避難所と野外炊事場となっている寺院で、ボランティアのタニン・キティウォラヌンさんは、避難民たちは依然として宙ぶらりんの状態にあると語った。


Bangladesh News/Financial Express 20250801
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/thailand-cambodia-exchange-allegations-of-truce-breaking-1753977120/?date=01-08-2025