バングラデシュは2010年度から3つの二国間援助国から新たな援助の約束を受けていない。

[Financial Express]バングラデシュは過去2会計年度連続で中国とインドを含む3つの重要な二国間開発パートナーから新たな援助の約束を受けておらず、それが同国の対外援助公約全体に打撃を与えていると当局者が述べた。

バングラデシュにとって第2位の二国間開発パートナーである中国、インド、ロシアは以前の約束に基づいていくらかの援助を行っていたものの、過去2年間の2024~25年度および2024年度にはバングラデシュと援助協定を結んでいなかったことが経済関係局(ERD)のデータで明らかになった。

バングラデシュ政府は過去数年間、必要かつ優先的な開発プロジェクトに対する援助を3つの援助国、特に中国に繰り返し要請してきたにもかかわらず、パイプラインプロジェクトに対する援助契約は締結されていなかったとERDの上級職員は述べた。

公式統計によれば、3つの重要なパートナーからのこのような空約束の援助により、バングラデシュが前年度に多国間および二国間開発パートナー(DP)から約束した援助総額は24億1500万ドル減少し、83億2000万ドルとなった。

対外援助の支出も2025年度には減少傾向を示し、外部開発パートナーが提供する援助は85億6,800万ドルで、2024年度より17億1,500万ドル減少した。

ERDによると、バングラデシュ政府は同国第2位の二国間融資機関に対し、融資や補助金の要請を数回にわたり行ってきたものの、中国は過去24カ月間(2023年7月から2025年6月まで)に新たな援助を約束していない。

当局者らによると、中国は昨年度4億1,470万ドル相当の援助を行ったが、パイプラインプロジェクトに対する新たな融資は確認しておらず、2024年度についても援助を約束していないという。

2023年度、北京からの対外援助の約束も非常に乏しく、わずか2億7,625万ドル相当の援助しか確認されなかった。

公式統計によると、中国は2021年度にダッカ・アシュリア高架高速道路の建設に11億2600万ドルを拠出することを約束した。

「我々はここ数年、優先プロジェクトへの資金提供を中国に要請してきた。資金提供を求めて27件のプロジェクト提案を北京に送った。しかし、昨年度、中国はバングラデシュへの新たな援助を約束していなかった」と、ERDの幹部は述べた。

同氏はさらに、「われわれは3~4件の優先プロジェクトについて、過去2~3年間の融資について北京から確認を得ようとしている」と述べた。

インドは2010年に10億ドル相当の行動規範を約束し、バングラデシュに対する主要な二国間援助国の一つとなったが、過去2年間連続してバングラデシュに対する新たな援助を行っていなかった。

インド政府は2016年にロC-IIに45億ドル、2017年にロC-IIIに20億ドルの援助を確約したが、それ以降バングラデシュ政府に対する新たな援助は約束していない。

さらに、インドは新たに発表した2024~25年度の国家予算でバングラデシュへの援助配分を40パーセント削減し、全体の配分を削減した。


Bangladesh News/Financial Express 20250802
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