[Financial Express]ニューデリー、8月6日(AFP):インドがロシア産原油を購入していることを理由に米国が関税引き上げを警告したことを受け、インドの国家安全保障顧問が水曜日にモスクワを訪問したとニューデリーのメディアが報じた。
インドはロシアの石油の主要購入国であり、ロシアの石油はウクライナに対するモスクワの軍事攻勢の重要な収入源となっている。
ドナルド・トランプ米大統領は火曜日、インドによるロシア産原油の購入をめぐり、インドからの輸入品に対する関税を「大幅に」引き上げることを検討していると述べた。
ニューデリーは公式な確認をしていないが、ヒンドゥー紙は治安責任者のアジット・ドバル氏が火曜の夜にモスクワに出発したと報じ、NTDV放送局も同氏がロシアにいると伝えた。
ドバル氏のモスクワ訪問は、同じくロシア指導部との会談を予定している米国特使スティーブ・ウィトコフ氏のモスクワ訪問と同時期と報じられている。トランプ大統領はロシアに対し、金曜日までにウクライナへの攻撃を停止しなければ新たな制裁を受けると警告した。
インド外務省は月曜日、ロシア産原油の購入停止を求める米国の圧力は「不当かつ不合理」であり、自国の利益を守ると表明した。インドは「紛争勃発後、従来の供給源が欧州に流れたため、ロシアからの輸入を開始した」と主張した。
キャピタル・エコノミクスのシラン・シャー氏は、インドは「原理的には」経済への影響をほとんど与えずに比較的容易に他の供給元を見つけることができると述べた。しかし、政治的には困難となるだろう。
シャー氏はメモの中で、「国内的には、トランプ大統領の要求に屈したと見られるのは好ましくない」と述べ、「政策立案者は、概して友好的で(そして長年にわたる)ロシアとの関係を覆すことに躊躇するだろう」と付け加えた。さらに、ウクライナは火曜日、同国に向けて発射されたロシア製ドローンにインド製の部品が見つかったと発表した。
Bangladesh News/Financial Express 20250807
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/indias-security-chief-in-moscow-after-us-tariff-threats-1754503957/?date=07-08-2025
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