ドル安で銅が1週間ぶりの高値

[Financial Express]ロイター通信によると、銅先物は月曜日、チリのエル・テニエンテ鉱山の操業再開がコデルコ社に承認されたことで供給懸念が和らいだにもかかわらず、ドル安と中国の需要期待に支えられ、1週間以上ぶりの高値まで上昇した。

上海先物取引所で最も取引量の多い銅先物は、日中の取引を0.77%上昇の1トン当たり7万9020元(1万1001.74ドル)で終了し、7月30日以来の高値となった。

ロンドン金属取引所の指標となる3カ月物の銅は、取引開始早々に1トン当たり9796ドルの一日最高値を付け、7月31日以来の高値を記録した。

9月の米利下げ観測が高まるなかドル安が、電力や建設に使われる銅の価格を支えた。

ドル安になると、他の通貨を使用する買い手にとって、ドル建てで価格設定された商品の値段が下がります。

また、9月の需要ピーク期に最大の消費国である中国からの需要が増加するとの期待も銅価格を支えた。

しかし、鉱山会社コデルコがチリの労働監督官事務所から主力のエル・テニエンテ銅鉱山の一部操業再開の許可を得たことで供給懸念が和らぎ、値上がりは抑制された。

労働者6人が死亡した致命的な崩落事故を受けて、鉱山の操業は1週間以上停止された。

中国の工場出荷統計が予想より弱かったことも銅価格の上昇を抑えた。

中国の7月の生産者物価は予想以上に下落し、低迷する国内需要と根強い貿易不確実性が消費者や企業の感情に及ぼしている影響を浮き彫りにした。


Bangladesh News/Financial Express 20250812
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/copper-hits-over-1-week-high-on-softer-dollar-1754934549/?date=12-08-2025