[Financial Express]クアラルンプール、8月11日(ロイター):マレーシアのパーム油在庫は7月に5カ月連続で増加し、ほぼ2年ぶりの高水準に達した。生産の伸びが輸出を上回ったことが業界規制当局のデータが11日に示した。
世界第2位の熱帯油生産国であるマレーシアの在庫増加は、約4カ月ぶりの高値付近で取引されている指標マレーシア原油先物に重しとなる可能性がある。
マレーシアパーム油委員会(議員OB)のデータによると、7月末のパーム油在庫は前月比4.02%増の211万トンとなり、2023年12月以来の高水準となった。
パーム油生産量(議員OB)は、7月の原油パーム油生産量は6月比7.09%増の181万トンとなり、昨年9月以来の高水準となった一方、パーム油輸出量は6月の大幅な落ち込みの後、3.82%増の131万トンとなったと発表した。
ロイターの調査では、マレーシアの在庫は225万トン、生産量は183万トン、輸出量は130万トンと予想されていた。
IFFCOの取引・調達部門ゼネラルマネージャー、タジギル・ラーマン氏は、マレーシアの7月の輸出は、ライバル国インドネシアによる値引き交渉の積極的姿勢によって抑制されたと述べた。インドネシアは、8月に輸出税引き上げが実施される前に、できるだけ多く輸出したい考えだった。
同氏は、インドネシアが輸出税を引き上げる措置により、これまでインドネシアの輸出がマレーシア産に対して享受していた割引が縮小されるため、マレーシアからの輸出は8月に増加するだろうと述べた。
貨物検査会社インターテック・テスティング・サービスは日曜日、マレーシアの8月最初の10日間のパーム油輸出量が7月最初の10日間に比べて23.3%増加したと発表した。
ムンバイに拠点を置く植物油ブローカー、サンビン・グループの調査責任者、アニルクマール・バガニ氏は、8月の生産量は低調だが輸出は増加しているため、パーム油在庫の増加は市場にとって負担にはならないと述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20250812
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/malaysias-palm-oil-stocks-rise-to-highest-in-nearly-two-years-1754934512/?date=12-08-2025
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