[Financial Express]トロント、8月25日(ロイター): カナダの大手銀行は、米国の関税が融資ポートフォリオに与えた打撃が懸念されていたほど大きくなかったことから、第3・四半期の貸倒引当金を前四半期より減らすと予想されている。
LSEGがまとめたデータによると、カナダの大手銀行6行は第3四半期に合計52億2000万カナダドルの貸倒引当金を積み立てると予想されており、第2四半期の63億7000万カナダドルから減少している。
銀行は、北米貿易戦争の可能性が経済に打撃を与え、商業ローン、クレジットカード、住宅ローンの債務不履行を引き起こすとの考えから、不良債権の可能性に備えて過去数四半期にわたり引当金を積み増してきた。
米国国勢調査局のデータによると、6月のカナダからの輸出品の約92%は、北米自由貿易協定(NAFTA)に基づき関税が免除されたため、無関税で米国に輸入された。マーク・カーニー首相は金曜日、カナダが米国に課していた報復関税の一部を撤廃した。
カナコード・ジェニュイティのアナリスト、マシュー・リー氏はカナダ、米国、メキシコの貿易圏について、「3カ月が経ち、CUSMA参加国間で管理可能な相互関税が実施され、冷静な判断が広まっているとみている」と述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20250826
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/canadian-banks-to-dodge-worst-case-tariff-scenario-in-latest-earnings-1756146535/?date=26-08-2025
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