[The Daily Star]バングラデシュの対外債務返済は、2025~26年度の最初の月に前年比16%急増したが、二国間および多国間の貸し手からの流入は大幅に減少した。
インド経済関係局(ERD)が昨日発表した暫定データによると、同国が7月に返済した債務は4億4,668万ドルで、前年同月の3億8,567万ドルから増加した。
この上昇は、元本の返済額の増加によるもので、2024年7月の2億6,488万ドルから24%増の3億2,772万ドルとなった。一方、利息の支払いは1億2,079万ドルから1億1,896万ドルへと若干減少した。
支出面では、バングラデシュは2025年7月に2億275万ドルのプロジェクト援助を受け取ったが、これは昨年の同月の3億5832万ドルより43パーセント減少している。
総支出額のうち7,750万ドルはアジア開発銀行(ADB)から、次いで世界銀行の譲許的融資機関である国際開発協会(IDA)から5,907万ドル、日本から1,724万ドル、インドから1,362万ドルが支出された。
新たな対外援助の約束は依然として控えめで、ERDは新たに8,346万ドルの約束(ほとんどが融資)を報告した。これは2024年7月の1,640万ドルからは大幅に増加しているが、前年よりはまだ低い。
ADB、アジアインフラ投資銀行、日本、中国、インド、ロシアなどの主要な融資国は、600万ドルを約束したIDAを除き、7月に新たな融資約束をしなかった。
残りの7,746万ドルは「その他の」開発パートナーによって寄付された。
対外債務の支払額の増加は、外国援助の流入減少と返済負担増大という二重の圧力を表しており、経済減速と対外負債増大という国が直面する財政上の課題を浮き彫りにしている。
この傾向は昨年度のペースで継続し、バングラデシュの対外債務返済額は2024~25年度に初めて40億ドルを超え、前年度の33億7000万ドルから21パーセント増加した。
Bangladesh News/The Daily Star 20250829
https://www.thedailystar.net/business/news/foreign-debt-repayment-surges-16-july-3972906
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