トランプ関税によりブラジルの対米輸出が急減

[Financial Express]サンパウロ、9月5日(AFP):ドナルド・トランプ大統領が課した50%の関税の影響で、ブラジルの対米輸出は8月に前年同月比18.5%急減したことが木曜の統計で明らかになった。

トランプ大統領は8月6日、同盟者である極右の元大統領ジャイル・ボルソナロ氏に対する「魔女狩り」と称する行為を理由に、中南米最大の経済大国ブラジルに制裁を科すため、ブラジル製品の一部に最高レベルの関税を課した。

ボルソナロ氏は、2022年10月の選挙でボルソナロ氏に勝利した後、後継者である左派のルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領の就任を阻止しようとしたとして、クーデターを企てた罪で裁判にかけられている。

裁判の判決は来週出ると予想されている。

ブラジル商務省の統計によると、ブラジルの対米国輸出額は8月に27億6000万ドルとなり、前年同月の33億9000万ドルから減少した。

それでもブラジルの総輸出は中国、アルゼンチン、メキシコへの流入増加に支えられ、8月にわずかに増加した。

トランプ大統領は、米国との間で多額の貿易黒字を計上している米国の貿易相手国を繰り返し非難してきた。


Bangladesh News/Financial Express 20250906
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