インド、米国の関税で打撃を受けた輸出業者への救済策を計画

[Financial Express]ロイター通信は、インドのニルマラ・シタラマン財務大臣が金曜日、米国の関税引き上げで打撃を受けた輸出業者を支援するための一連の措置を発表すると述べたと報じた。

米国が先月インド製品に課した新たな関税には、インド政府のロシア産原油購入に対する25%の懲罰的関税が含まれており、衣料品や宝石から履物や化学製品まで幅広い品目に対する総関税は50%にまで達する。

シタラマン氏はCNBC TV18に対し、「政府は50%の関税の打撃を受けた人々を支援するための何らかの措置を打ち出すだろう」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

ロイター通信は政府筋の話として先に、政府は中小企業や輸出業者に対し、最大90日間延滞している融資に対する信用保証を提供する計画だと報じた。

輸出業者らによると、繊維、宝飾品、特にエビなどの水産物などの労働集約型産業はいずれも利益率がわずか3~5%で、最も大きな打撃を受けており、タミル・ナドゥ州やナレンドラ・モディ首相の地元グジャラート州の工業地帯で雇用が失われている。

「ティルプール、ノイダ、スーラトの繊維・アパレルメーカーはコスト競争力の悪化により生産を停止している」とインド輸出組織連盟(FIEO)のSCラルハン会長は語った。

この関税は、ドナルド・トランプ米大統領の政権が課したものの中でも最高水準であり、ここ数十年で戦略的パートナーとなった2つの強力な民主主義国間の関係に深刻な打撃を与えた。

ラルハン氏は先週、インド財務相との輸出業者会合に先立ち、インドの対米輸出の約55%、総額約480億ドルが現在、ベトナム、中国、バングラデシュなどの競合相手に比べてコスト面で不利な状況にあると述べた。

輸出業者らによると、すでに数千人の労働者が解雇されているという。


Bangladesh News/Financial Express 20250906
https://today.thefinancialexpress.com.bd/last-page/india-plans-relief-package-for-exporters-hit-by-us-tariffs-1757096983/?date=06-09-2025