トランプ大統領の関税はインドのGDPを0.5%押し下げる可能性がある

トランプ大統領の関税はインドのGDPを0.5%押し下げる可能性がある
[The Daily Star]インドの首席経済顧問であるV・アナンタ・ナゲスワラン氏は月曜日のブルームバーグテレビのインタビューで、ドナルド・トランプ米大統領によるインドへの50%の関税により、今年のインドの国内総生産(GDP)が0.5%減少する可能性があると述べた。

同氏はブルームバーグテレビに対し、「今年度中にどれだけ続くかにもよるが、GDPに0.5%から0.6%の影響が出る可能性がある」と語った。

ウクライナ紛争の終結を仲介しようとしているドナルド・トランプ米大統領は、インドの原油輸入がモスクワの戦争資金に役立っていると述べ、先月インドからの輸入に対する関税を50%に倍増させた。

ニルマラ・シタラマン財務大臣は先週、世界第3位の石油輸入国であり消費国でもあるロシア産石油は経済的に見て今後も購入し続けると述べた。

米国国勢調査局のデータによると、2024年の米国とインドの双方向の物品貿易は総額1290億ドルで、米国の貿易赤字は458億ドルとなる。

輸出業者団体は、この関税によりインドの対米商品輸出額870億ドルの約55%が影響を受ける可能性があると推計しているが、一方でベトナム、バングラデシュ、中国などの競争国には利益をもたらすとしている。

ナゲスワラン氏は、4~6月期の経済成長率が7.8%と過去1年以上で最高だったことを挙げ、2026年3月期の政府の6.3~6.8%成長予測を維持すると述べた。


Bangladesh News/The Daily Star 20250909
https://www.thedailystar.net/business/news/trumps-tariffs-could-shave-05-india-gdp-3980851