バングラデシュはEUへの移住機会の拡大を模索

[The Daily Star]バングラデシュは、欧州連合(EU)諸国への合法的な移住機会の拡大を求め、EUタレントパートナーシップなどの組織的な取り組みが不法移民の抑制に役立つ可能性があると強調した。

この呼びかけは、昨日、外務省のナズルル・イスラム二国間担当事務次官と欧州委員会移民・内務総局移民・庇護担当部長のマイケル・ショッター氏との会談中に行われた。

ナズルル・イスラム氏はEU当局者の来訪を歓迎し、移住と移動に関する協力についてEUがバングラデシュと継続的に関わっていることを称賛した。

彼は、正規の移民と技能に基づく移民を促進することの重要性を強調し、より多くのEU加盟国がタレントパートナーシップ制度に参加するようバングラデシュが呼びかけていることを改めて表明した。

同大臣は、バングラデシュの人口の半分以上が30歳未満であることを指摘し、同国は安全で秩序ある経路を通じて熟練労働者と半熟練労働者を供給することで、欧州の労働市場のニーズを満たす信頼できるパートナーとなる可能性を秘めていると述べた。

彼はまた、韓国とシンガポールの成功例を挙げ、将来の移民に対する訓練と資格認定の必要性を強調した。

彼は、EUの労働市場基準の遵守を確実にするために、人材・雇用・訓練局や技術訓練センターなどのバングラデシュの機関と協力して、同様のEU資金による訓練プログラムを検討することを提案した。

会合中、ショッター氏はナズルル・イスラム氏に、9月9日にブリュッセルで開催された「滞在許可のない者の特定および送還に関する標準運用手順に関する第9回合同作業部会」および第3回人材パートナーシップ円卓会議の結果について説明した。

彼は、バングラデシュの不法移民対策における積極的な取り組みを称賛し、帰還者ケース管理システムの実施を継続することの重要性を強調した。

ナズルル・イスラム氏はまた、包括的パートナーシップ協力協定(PCA)の交渉の進展に満足の意を表し、移民問題はバングラデシュとEU間のパートナーシップの重要分野であると述べた。

ショッター氏は、9月8日から10日までダッカで開催される第3回バングラデシュ・EU移民・移動対話にEU代表団を率いる。


Bangladesh News/The Daily Star 20250911
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/bangladesh-seeks-increased-migration-opportunities-eu-3982981