[The Daily Star]ヒルサ輸出の発表を受けて、バリサル全域の卸売市場では価格が直ちに少なくとも10パーセント上昇し、貿易商らは輸出が実際に始まれば価格が50パーセント上昇する可能性があると警告している。
ポートロードにある市内最大の卸売市場、バリシャル魚市場を訪れると、商人たちがコルク箱にヒルサを詰めてダッカへ送る準備をしているのが目に入った。
シャキル・エンタープライズのマネージャー、モハマド・アリフ氏によると、1キロサイズのヒルサは1マウンド(40クグ)あたり8万5000タカで売られていたが、昨日は8万8000タカに急騰したという。同様に、LCサイズと呼ばれる700~800グラムのヒルサも、2日間で1マウンドあたり7万3000タカから7万6000タカに値上がりした。
「輸出が始まれば、価格はさらに高騰するだろう」とアリフ氏は述べた。「ヒルサ1キロの値段は、すぐに今の1.5倍になるかもしれない」
バリシャル管区漁業事務所によると、7月のヒルサの生産量は10,876トンで、9月19日だけでも管区内の372の漁場で22,066トンが水揚げされた。供給量の増加にもかかわらず、小売価格は依然として高止まりしている。
バリシャル地区漁業事務所の副所長、ムハンマド・アニスザマン氏は、「バリシャルでは、すでに1キロのヒルサが2,200タカで売られている。輸出業者がこれ以上の価格でどうやってやりくりしていくのか、私には想像もつかない」と語った。
政府はヒルサ1,200トンの輸出を承認しており、1キロ当たりの価格は12ドル(約1,500タカ)だが、それでも現在の国内市場価格を下回っている。
ボラ出身のヒルサ商人、ムド・アラウディン氏は、現在、魚は主に深海で漁獲されており、操業コストが上昇していると述べた。また、荒天による頻繁な禁漁により、漁師たちは金貸しから借金をせざるを得なくなり、価格がさらに上昇している。
アリプールにあるBFDCステーションのマネージャー、シャリフル・イスラム氏は、中型のヒルサ(600~800グラム)が昨日、1マウンドあたり6万5000タカで売れたと述べた。これは昨年の5万5000タカから値上がりしている。「輸出決定以前から、今年はすでに価格が上昇していました」と同氏は付け加えた。
Bangladesh News/The Daily Star 20250912
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/hilsa-gets-costlier-markets-across-barishal-3983861
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