[Financial Express]経営難に陥っているイスラム系銀行5行の投資家は苦境に立たされている。バングラデシュ銀行が4カ月前にシャリア法に適合する金融機関の合併計画を発表して以来、これらの銀行の株価は下落しているからだ。
不安に駆られた投資家たちはポートフォリオの損失を抑えるために保有株を売り払っている。
この期間中、ダッカ証券取引所（DSE）では、EXIM銀行、ファースト・セキュリティー・イスラミ銀行、グローバル・イスラミ銀行、ソーシャル・イスラミ銀行、ユニオン銀行の5行すべての株価が36～48％下落した。
EBL証券の推計によると、合併によりこれらの銀行が上場廃止になった場合、ダッカ証券取引所のベンチマーク株価指数は約59ポイント下落する可能性がある。
シャヤモル・エクイティ・マネジメントのマネージング・ディレクター、ムハンマド・サジェドゥル・イスラム氏は「株主は合併により上場廃止になるのではないかと恐れており、それが損失を出しても保有株を売却する動機となった」と語った。
中央銀行総裁のアフサン・H・マンスール氏は、預金者に対し、合併は彼らの利益を守るためのものだと繰り返し保証し、パニックにならないよう促したが、株式投資家に対してはそのような保証は与えられていない。
一方、バングラデシュ銀行（BB）の取締役会は火曜日、銀行部門を安定させ、悪化する財政難から貸し手を救うための決定的な動きとして合併を承認した。
会合後、中央銀行の執行理事兼広報担当のアリフ・ホセイン・カーン氏は、両銀行は現在正式に合併手続きに入っており、完了までには少なくとも2年かかる見込みだと述べた。
この発表を受けて、EXIM銀行の株価は水曜日に7.5%急落した。ソーシャル・イスラミ銀行は6.4%、グローバル・イスラミ銀行は5%下落した。他の2行の株価は変わらなかった。
一般株主は、合併後も投資が保護されるかどうかについて、依然として不明のままである。「合併後の企業が上場されるかどうかについては、まだ情報がない」と、BRAC EPL証券は報告書で述べている。
「合併に伴い、5行の株式は上場廃止となるか、新たな銀行の株式に転換される見込みだ」とした。しかし、新会社の経営が安定し、不良債権が解消され、利益が維持されるまでは、上場は実現不可能かもしれないと付け加えた。
新会社が非上場のままであれば、株主は投資状況の明確化を求めるだろう。
イスラム氏は「これらの銀行の株式の大半は浮動株であるため、上場廃止となれば株式市場全体に大きな悪影響が出るだろう」と警告した。
現在、一般投資家、機関投資家、外国人投資家がこれらの銀行株を合計で45%から94%保有しています。そのため、浮動株がなくなると、プライム指数は約59ポイント下落する可能性があります。
しかし、BBの広報担当者は、小口投資家、特に一般株主の利益は十分に保護されると保証した。
イスラム氏はまた、銀行における外国人の株式所有も未解決の懸念事項の一つであると指摘した。
5行の時価総額は合計173億タカで、4ヶ月で41%減少しました。浮動株の現在の時価総額は130億タカです。
したがって、合併後、銀行部門の時価総額は170億タカ（2.42％）減少する可能性がある。
合併後の新会社は国内最大級の銀行の一つとなる見込みで、約3,520億タカの資金が必要となる。このうち2,020億タカは政府から、1,500億タカは金融機関からの資金および機関預金の換金を通じて調達される。
決議条例によれば、中央銀行には、合併手続きを実行する管理者を任命し、必要に応じて主要な経営陣を交代させ、合併の目的を達成するためにその他の措置を講じる権限が与えられている。
カーン氏は、各銀行に臨時の管理チームが配置されるが、すぐに既存の経営陣と入れ替わるわけではないと述べた。
5つの銀行のうち4行は昨年8月5日まで、物議を醸していたS・アラム・グループの支配下にあり、一方、EXIM銀行はナッサ・グループの創設者であるナズルル・イスラム・マズムダー氏が経営していた。アラム氏とマズムダー氏はともに前政権と強いつながりを持ち、銀行業界に大きな影響力を持っていた。
3つの銀行の不良債権比率は90％を超えており、緊急の介入が必要であることが浮き彫りになった。
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Bangladesh News/Financial Express 20250918
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/merger-plan-sends-islamic-bank-shareholders-to-dump-shares-1758129449/?date=18-09-2025
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