材料費の高騰でアイドル職人が苦境に立たされる

材料費の高騰でアイドル職人が苦境に立たされる
[The Daily Star]ドゥルガー・プージャが近づく中、ラルモニルハットとクリグラムの約100人の偶像職人たちは、材料費の高騰により生計を立てるのに苦労している。

彼らに加えて、約350〜400人の補助職人も影響を受けている。

かつては利益の出る商売だった偶像製作者たちだが、粘土、藁、竹、木材、ロープなどの価格が上昇する一方で、偶像の価格は変わらないままであるため、過去2年間で不満が高まっていると語る。

ドゥルガー・プージャは9月28日から10月2日まで執り行われる。像はほぼ完成しており、いくつかの寺院では職人が絵付けをして最後の仕上げをしている様子が見られる。

プージャ・ウドジャパン教区の情報筋によると、ラルモニルハットの5つの郡にある467の寺院と、クリグラムの9つの郡にある537の寺院が今年の祭りを祝う準備を整えている。

クリグラムの職人、ニピン・チャンドラ・パルさん(55歳)は、職人一人につき4~5人の助手が付き、納期を守るために昼夜を問わず働いていると語った。今年は、ドゥルガー像1体につき2万タカから6万タカの値段がつくという。

「以前は、偶像を作るのに色々な場所から粘土を集めていたので、費用はかかりませんでした。今は土を買わなければなりません」と彼は言った。

もう一人の職人、スボド・チャンドラ・パルさん(48)も彼に同調した。

ラルモニルハット出身の職人、スリバス・チャンドラ・ロイさんは、昨年は像1体あたり1万タカから1万2000タカの利益を上げたという。「でも今年は利益が出ません。その日暮らしで、年間を通して仕事がないんです」と彼は言った。

ラルモニルハット町のサドゥタリ・ドゥルガー寺院のビノド・チャンドラ・ロイ代表は、プージャで使用されるすべての製品と果物の価格も上昇したと語った。

ラルモニルハット県プージャ・ウドジャパン教区のヒララル・ロイ会長は、ドゥルガー・プージャを安全に完了させるため、あらゆる準備を整えたと述べた。「偶像製作者は偶像で十分な収入を得ていません。彼らは人間以下の生活を送っています」と彼は語った。


Bangladesh News/The Daily Star 20250923
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/idol-artisans-struggle-material-costs-soar-3992146