[Financial Express]ロイター通信によると、シカゴ商品取引所の大豆先物は、アルゼンチンが穀物の輸出税の一時停止により世界市場での販売競争が激化した後に再導入したため、木曜、小幅上昇で取引を終えた。
トウモロコシ先物も、トレーダーらが米国の早期収穫に関する報告を注視するなか上昇に転じ、小麦先物も契約安値からの回復で急騰した。
アルゼンチンは月曜日に穀物とその副産物への輸出税を一時停止していたが、目標販売額の70億ドルに達したため、輸出税を再び課した。同国が申告した2024/25年度の大豆輸出量は、一時的な停止が貿易の混乱を引き起こし、7年ぶりの高水準に達した。
ブエノスアイレスがアルゼンチン産大豆の輸入関税を停止したことを受け、中国の買い手がアルゼンチン産大豆を約20カーゴ(約130万トン)購入したと、2人のトレーダーが水曜日に明らかにした。米中間の貿易摩擦で既に主要市場から締め出されていた米国農家にとって、この取引は痛手となった。
ストーンXのチーフ商品エコノミスト、アルラン・スダーマン氏は「アルゼンチンの輸出税免除措置は、始まったときと同じくらい突然に今日終了した」と述べた。
CBOT 11月大豆 SX25 は3 1/4 セント高の1ブッシェルあたり10.12 1/4 ドルで決済された。
最も活発な大豆先物スヴェト1は、中国がアルゼンチン産の積荷を購入したため火曜日に6週間ぶりの安値を記録し、アナリストらは、中国が南米産の供給へとシフトしていることから米国市場は引き続き圧力を受けるだろうと指摘した。
オーストラリアの農産物ブローカーは「これにより価格は引き続き圧迫されるだろうが、現在の水準からの下落幅は限定的だ」と述べた。
米農務省は、9月18日までの週の2025/26年度の米国産大豆の純輸出量が72万4500トンだったと発表した。アナリストらは60万~160万トンを予想していた。
米国の週間トウモロコシ輸出販売量は190万トンで、アナリスト予想の100万〜180万トンを上回った。
米国のトウモロコシと大豆の収穫が進んでいることで価格に供給圧力がかかっているが、トウモロコシの収穫量に対する疑念が市場を支えている。
Bangladesh News/Financial Express 20250927
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/us-soybean-futures-edge-up-1758905503/?date=27-09-2025
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