投資家が慎重になり株価は下落を続ける

投資家が慎重になり株価は下落を続ける
[Financial Express]株価指標は3週連続で下落した。明確なきっかけが見当たらない中、投資家らは様子見姿勢を貫き、決算シーズンが近づく中、市場心理は慎重な姿勢を保っている。

アナリストらは、6月決算企業の利益予想がまちまちである中、機関投資家や富裕層投資家が株式への新規資金注入に消極的となっており、市場心理は依然として低迷していると指摘した。

一般投資家は新規投資よりも現金保有を好んだが、一部は決算発表前にポートフォリオの入れ替えを選んだという。

今週、市場では最初の2セッションが下落して終了したが、ボラティリティの高まりを受けて投資家が慎重になったため、他の3セッションでは損失が若干縮小した。

ダッカ証券取引所(DSE)の指標指数であるDSEXは、週末にかけて34ポイント以上(0.64%)下落し、5,415で取引を終えた。DSEXは過去3週間連続で合計198ポイント下落した。

主要企業30社で構成される優良企業指数DS30も4ポイント下落して2,103で取引を終えた。一方、シャリア法に基づく企業を表すDSES指数は7ポイント下落して1,171で取引を終えた。

EBL証券は週次分析で、低迷する市場に回復のきっかけが見られない中で幅広い売りが出て市場指数がさらに下落したため、首都圏証券取引所はまたも厳しい週を過ごしたと述べた。

同紙は、最近の下落後に割高な価格で取引されている少数の銘柄を狙ってバーゲンハンターが市場に戻ってきたものの、市場の勢いが弱まったことで株価指数はマイナス領域で推移していると指摘した。

イスラミ銀行バングラデシュ、ナショナル銀行、スクエア・ファーマシューティカルズ、ソーシャル・イスラミ銀行、ウォルトン・ハイテク・インダストリーズなどのセクター別株式が、今週、市場を下落させた。

EBL証券の分析によると、これら5銘柄を合わせると、DSEコア指数は18.7ポイント下落した。

しかし、業績不振の一部企業の株価も引き続き上昇しており、市場操作の可能性に対する懸念が高まっている。

ジャンク株3社(ジェネックス・インフォシス、デュラミア・コットン・スピニング・ミルズ、ミラクル・インダストリーズ)が今週の値上がり銘柄トップ10にランクインし、1週間で11%から17.6%急騰した。

投資家の参加が依然として低かったため、総取引額は前週の350.5億タカに対して291.8億タカに減少した。

その結果、1日あたりの平均売上高は58億タカに減少し、前週の平均売上高70億タカから16.7%減少した。

売上高リストでは繊維部門がトップを占め、今週の総売上高の15.8%を占めた。続いて医薬品部門(14.2%)、銀行部門(9.9%)となった。

主要セクターのほとんどがマイナスリターンとなった。銀行セクターは1.9%の下落と最も大きく、次いで食品(1.4%)、通信(0.9%)、電力(0.7%)、医薬品(0.4%)、繊維(0.4%)となった。

今週のDSEフロアは値下がり銘柄が目立ち、取引された395銘柄のうち219銘柄が値下がり、139銘柄が値上がり、37銘柄は横ばいだった。

サミットポートアライアンスが週間売上高リストのトップとなり、カーンブラザーズPPウーブンバッグインダストリーズ、オリオンインフュージョン、ファーイーストニッティングが僅差で続いた。 GQボールペン・インダストリーズは17.80%上昇し、今週最大の上昇銘柄となった一方、バラカ・パワー・リミテッドは20.7%下落し、最悪の下落銘柄となった。

チッタゴン証券取引所も下落して取引を終え、全株価指数(CASPI)は250ポイント下落して15,088となり、一方、選択的カテゴリー指数(CSCX)は142ポイント下落して9,277となった。

港湾都市の証券取引所では1,290万株と投資信託が取引され、売上高は8億タカに達した。

farhan.fardaus@gmail.com


Bangladesh News/Financial Express 20250927
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