国連の禁輸措置の即時復活を受け、イランは選択肢を検討

[Financial Express]ドバイ、9月28日(AP通信):イランは、核開発計画をめぐり国連の制裁が再発動されたことへの対応を検討しており、一部の議員は議会が核拡散防止条約からの脱退を検討する可能性があると示唆している。 

2015年の核合意の「スナップバック」メカニズムを通じて発動された制裁は、イランの海外資産を凍結し、武器取引を停止し、弾道ミサイル開発を罰するものである。

制裁は、イラン経済が深刻な圧迫に直面している中で発動された。リアルは記録的な安値を記録し、食料価格の高騰と日常生活の困難化を招いている。また、6月の戦争で破壊されたミサイル基地の再建が進む中、イスラエル、さらには米国との紛争再開の可能性に対する懸念も高まっている。

イスマイル・コウサリ議員はイラン国営メディアに対し、議会で核条約離脱について議論すると述べた。モハンマド・バゲル・カリバフ国会議長は、国連制裁を履行する国は、イランからの「厳しい報復措置」に直面することになるだろうと警告した。これには、スナップバックを主導したフランス、ドイツ、イギリスの欧州3カ国も含まれる。

欧州諸国はスナップバックの誘発を回避しようとしたと述べたが、イランは国際原子力機関(IAEA)の査察官のアクセスを制限し、高濃縮ウラン備蓄に関する完全な報告書を提出しなかった。イランは制裁は不当であると主張し、2018年の米国の核合意離脱を前例に挙げている。

イランは現在、兵器級レベルにわずかに届かない60%濃縮のウランを保有している。コウサリ氏は、条約離脱の可能性は必ずしもイランが核兵器開発を進めることを意味するわけではないと述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20250929
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/iran-considers-options-as-un-ban-snapback-takes-effect-1759072059/?date=29-09-2025