[Financial Express]業界筋によると、バングラデシュの輸出志向のエビ産業は、資金制約や原材料不足など国内外のさまざまな課題が重なり、深刻な打撃を受けている。
過去数年間、ウクライナ・ロシア戦争などの世界情勢や新型コロナウイルス感染症パンデミックの長引く影響の影響を受け、エビの輸出量は徐々に減少している。
輸出業者らは、原材料費の高騰と国際市場での価格下落により、国内工場が財政的圧迫に直面していると述べている。
バングラデシュ冷凍食品輸出協会(BFフィナンシャルエクスプレスA)が提出した書簡によると、現在、生産能力のわずか12%しか活用されておらず、多くの工場が操業の維持に苦戦しているという。
これらの課題に対処するため、BFフィナンシャルエクスプレスAは財務省に一連の勧告を提出し、この分野を支援する政策措置を求めた。
同省の担当者は「BFフィナンシャルエクスプレスAから手紙を受け取っており、問題に取り組んでいる」と認めた。
同協会は提案の中で、エビや魚介類を農産物として分類することを提案している。これにより、輸出業者は他の農業分野と同様の恩恵を受けることができ、銀行融資の7.0%金利や養殖用電気料金の割引などが含まれる。
業界関係者は、こうした措置によりエビや魚の生産が促進され、輸出収入が高まり、バングラデシュが2030年までに50億ドルの輸出目標を達成するのに役立つと信じている。
零細なエビ養殖業者も恩恵を受けると期待されている。
BFフィナンシャルエクスプレスAはまた、長期にわたる現金インセンティブと補助金の速やかな支給も求めている。
また、複数の輸出業者が現在、複数の外的逆境により運転資金不足に直面しているため、ジュート部門での取り決めに類似した未払いローンの振替のための一括口座制度を要請している。
困難にもかかわらず、今年度の第1四半期のエビ輸出は前年同期の4,576万ドルから13.43%増加して5,979万ドルとなった。
この部門の主力製品である冷凍エビの輸出収入は近年変動しており、25年度は2億9,600万ドル、24年度は3億2,800万ドル、23年度は3億0,026万ドル、22年度は4億725万ドルとなっている。
BFフィナンシャルエクスプレスA会長モハマド・シャージャハン・チョウドリー氏にコメントを求める試みは失敗したが、同氏は後ほど返答すると約束した。
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Bangladesh News/Financial Express 20251008
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/shrimp-industry-struggles-amid-raw-material-financial-shortages-1759858363/?date=08-10-2025
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