[The Daily Star]BNP暫定議長タリク・ラーマン氏は、インドが独裁者を支持して国民の支持を失うことを選択した場合、バングラデシュにできることは何もないと語った。
「もし彼らが独裁者をかくまってバングラデシュ国民に不人気になるなら、私たちにできることは何もありません。バングラデシュ国民は距離を置くことを決めたのですから、私は国民と共に立ち向かわなければなりません」と、昨日二部構成のインタビューの最終回を公開したBBCバングラで彼は語った。
タリク氏は約20年ぶりのメディアインタビューで、もし自身の政党が次回選挙で政権を握れば、同党の外交政策は「バングラデシュ第一」の原則に基づくものになると語った。
「…我々の国民、我々の国、我々の主権――これらは守られなければなりません。何よりもこれらの利益を守ることが、我々のあらゆる行動の指針となります。」
59歳のタリックさんは、ほぼ18年間ロンドンに住んでいる。
タリク氏は、2007年から2008年にかけての暫定政権を「悪意に満ちた政府」と評した。「一言で、あるいは簡潔に言えば、1.11政権は、意図的に悪意を持った政府だった。」
「彼らが全てを破壊し、国を非政治化し、闇に沈めようとしていたのを私たちは見てきました。その後、おそらく同じことが、少し違った形で、『民主主義の名の下に』別の形で起こるのを私たちは見ました。」
バングラデシュの1/11政府とは、2007年1月11日に権力を握った軍事支援の暫定政権を指す。
同氏は、欠陥や挫折にもかかわらず、政府が介入するまでバングラデシュの政治情勢は徐々に民主主義の基盤を築きつつあったと述べた。
インドとの関係について問われると、タリク氏は「もちろん、我々の分の水は欲しい。もちろん、フェラニ人がまた(有刺鉄線のフェンスに)吊るされるのを見たくはない。もちろん、我々はこれを受け入れるつもりはない」と述べた。
BNPが他の問題についても発言するかどうかという質問に対し、彼は「私は我々の正当な権利を主張したい。フェラニ氏の殺害を例に挙げたのは、もし国民に危害が加えられるなら、私は決してそれを受け入れないという姿勢を示したかったからだ」と述べた。
改革問題
改革問題に関する意見の相違について、BNP党首は「BNPが反対意見を表明すれば問題になる。つまり、BNPは全員の意見に同意しなければならないということであり、そうであれば問題はない。しかし、BNPが何かに反対すれば、それは間違っている。それは民主主義ではない」と述べた。
「もし私が他の人と同意しなければならないなら、それは民主主義と呼ばれる。しかし、もし私が他の人と意見が合わないなら、それは民主主義ではない。それは一体どんな民主主義なのか?」と、ジャマーアト・エ・イスラミを含む他の政党との意見の相違について問われた彼は述べた。
「民主主義とは、異なる意見が存在することだからです。多くの点で意見が一致するかもしれませんが、全てにおいて一致するわけではありません。いくつかの問題では意見の相違があっても構いません。それが民主主義であり、民主主義の本質なのです。」
首相、議会議長、党首の3つの役割を1人が兼任することは独裁主義につながる可能性があるかとの質問に対し、同氏は「皆様に敬意を表しますが、バングラデシュの国家を立て直すためにはいくつかの分野で改革が必要だと言っているのです」と答えた。
「首相は2期以上務めることはできないし、これからも務めることはない。同じような問題は他にもある。バングラデシュに独裁政権があった時、我々BNPは彼らの目を見て、面と向かってこうしたことを言ったのだ。」
暫定政府
BNP暫定議長は、党は暫定政権の成功を願っていると述べた。「我々はまた、現政権が与えられた主要な責任を適切に果たし、公正かつ自由な選挙を実施できることを期待している」
過去1年間の政府の役割をどう評価するかという質問に対し、タリク氏は次のように答えた。「総合的に考えると、政府は多くの分野で努力してきたと思います。誰もがすべての問題で成功できるわけではありません。当然、政府にも限界はあります。その限界の中で、政府は努力してきたでしょうし、今もなおできる限りの努力を続けているのかもしれません。」
BNPの政治改革については、主な目標はBNPの将来の民主主義のための強固な基盤を築き、組織内に説明責任を確立することだと述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20251008
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/politics/news/india-risks-irking-people-if-it-keeps-backing-autocrat-4004506
	
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