アフガニスタンの隣国が反対の意思表示

アフガニスタンの隣国が反対の意思表示
[Financial Express]カブール、10月8日(ロイター):モスクワで会合した後に発表された声明によると、アメリカの同盟国を含むアフガニスタンの近隣諸国は、カブール近郊のバグラム軍事基地を占領するというドナルド・トランプ米大統領の表明した目標に対抗して団結している模様だ。

アフガニスタン問題に関する「モスクワ・フォーマット」会合は、ロシアが主催する7回目の会合となるが、タリバン政権の外務大臣が初めて出席した。この会合には、米国のパートナーであるインドとパキスタンが参加した。10カ国には、ロシア、中国、イラン、そして中央アジア諸国も含まれていた。

ロシア外務省が火曜日遅くに発表した共同声明では、10カ国は米国やバグラムの名前は挙げなかったものの、基地に関するトランプ大統領の計画を批判し、この問題に関するタリバンの立場を支持しているようだ。

共同声明には、「彼ら(会合参加者)は、各国がアフガニスタンおよび近隣諸国に軍事インフラを展開しようとする試みは地域の平和と安定に役立たないため、容認できないと主張した」と記されている。

火曜日、モスクワでイベント終了後に開かれた記者会見で、タリバンのアミール・カーン・ムタキ外相は同党の立場を改めて表明した。

「アフガニスタンは自由で独立した国であり、歴史を通じて外国人の軍事的駐留を一度も受け入れたことはありません。アフガニスタンの自由と独立を維持するという我々の決意と政策は今後も変わりません」と彼は述べた。

米国務省はコメント要請に直ちには応じなかった。タリバンの初代政権は2001年に米国主導の侵攻によって打倒され、同組織による反乱が勃発した。

首都カブール郊外のバグラムは、2021年にタリバンが再び支配権を握り、混乱の中で米軍がアフガニスタンから撤退するまで、アフガニスタン最大かつ最も有名な米軍基地となっていた。

トランプ大統領は先月、バグラムを返還しなければアフガニスタンに「悪いこと」が起きると警告し、同国に近い同国の戦略的な位置を挙げた。

現職および元米政府当局者はトランプ大統領の目標に疑問を投げかけ、バグラムの再占領は結局は再侵攻とみなされ、1万人以上の兵士と最新鋭の防空システムの展開が必要になる可能性があると述べている。


Bangladesh News/Financial Express 20251009
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/afghan-neighbours-signal-opposition-1759937866/?date=09-10-2025