[Financial Express]パリ/ロンドン 10月13日 (ロイター) - 大手業界団体は13日、世界の航空会社は今年、サプライチェーンの混乱により110億ドル以上の追加コストに直面するとの見通しを示した。この報告書は、2500億ドル規模の航空宇宙産業における競争をめぐる議論を再燃させる可能性がある。
国際航空運送協会がコンサルタント会社オリバー・ワイマンと共同で作成したこの調査は、運賃の高騰やフライトのキャンセルにつながった5年間のサプライチェーン危機の影響を数値化する初の試みとなる。
IATAのウィリー・ウォルシュ事務局長は、調査結果の規模に驚いたと述べ、2018年に苦情を取り下げた後、航空会社がサプライヤーによる反競争的行為にさらされているかどうかを再検討する根拠があるかもしれないとロイター通信に語った。
「たとえ数を半分にしたとしても、業界にとってはまだ大きな足かせになる」とウォルシュ氏はインタビューで語った。
研究者らは、航空会社が古い飛行機を使い続けることで発生する42億ドルの燃料費が最大の影響であると結論付けた。
追加メンテナンスには31億ドルの費用がかかると予想され、メンテナンス待ちのエンジンを交換するためのリースにはさらに26億ドルが追加される。
遅延を緩和するために予備部品を多く保有すると、航空会社は14億ドルの損失を被ると予測されている。
航空機メーカーとそのサプライヤーは、労働力、資材、部品の不足から、特にエンジンの修理工場での遅延の増加まで、数々の困難を乗り越えてきた。
Bangladesh News/Financial Express 20251014
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/airlines-face-11b-supply-chain-hit-in-2025-iata-1760371671/?date=14-10-2025
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