[The Daily Star]ネスプレッソコーヒーやペリエウォーターなどのブランドを持つスイスの食品大手ネスレは、今後2年間で世界中で1万6000人の雇用を削減すると新最高経営責任者が木曜日に明らかにした。
「世界は変化しており、ネスレはより速く変化する必要がある」と、9月初旬にこの多国籍企業の指揮を執るフィリップ・ナブラティル氏は声明で述べた。
これには「人員削減という難しいが必要な決断」を下すことも含まれると彼は述べた。
ナブラティル氏の発言は、同社が9カ月間の売上高が1.9%減の659億スイスフラン(830億ドル)となったことを示した決算発表の際に行われた。
レイオフにはホワイトカラー職1万2000人が含まれており、ネスレは10億スイスフランのコスト削減を実現した。これは同社によると、当初計画の2倍にあたる。生産部門とサプライチェーン部門で既に実施されている4000人の人員削減に加え、削減額も削減される。ナブラティル氏は、ネスレは2027年末までにコスト削減目標を従来の25億スイスフランから30億スイスフランに引き上げると述べた。
キットカット・チョコレートバーやピュリナ・ドッグフードなど2,000以上のブランドを所有するこの食品大手は、職場恋愛を理由に前CEOが解任されるなど、9月は波乱に満ちた年となった。
それに続いて会長が予想より早く退任した。
金融アナリストたちは、2022年以降成長が鈍化しているグループの安定回復にナブラティル氏が成功することを期待している。ネスレはまた、2024年にフランスで始まったボトル入り飲料水をめぐるスキャンダルにも揺れている。2025年の最初の9か月間の有機売上高は、2.8%の値上げにより3.3%増加した。
Bangladesh News/The Daily Star 20251017
https://www.thedailystar.net/business/news/nestle-cut-16000-jobs-worldwide-4012101
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