[The Daily Star]国際通貨基金(IMF)は、金融・財政政策の組み合わせの引き締め、米国の関税による不確実性、近々行われる総選挙という3つの主な要因を挙げ、バングラデシュの成長予測を引き下げた。
IMFアジア太平洋局長クリシュナ・スリニバサン氏は昨日、ワシントンDCのIMF本部で行われた記者会見でこの発言をした。
「理由は3つあると思う。1つはもちろん、政策の組み合わせがより緊密になったことだ」とスリニバサン氏は述べた。
「第二に、関税と不確実性が大きな役割を果たしている。そして第三に、バングラデシュの経済見通しに重くのしかかっている二つの不確実性、すなわち、近々予定されている選挙と、信用供与の可用性に影響を与える金融セクターの著しい弱体化が挙げられます。」
火曜日、多国間融資機関は世界経済見通しを発表し、バングラデシュのGDP成長率は26年度に4.9%に達すると予測したが、これは6月の5.4%予測から下方修正された。
スリニバサン氏は、主にこれまでの供給サイドショックにより、インフレ率は26年度末までに8.5%前後で高止まりするとIMFは予想していると述べた。
IMFの調査団は、バングラデシュの進行中の融資プログラムの次回の検討を行うため、近々ダッカを訪問する予定である。
同氏はさらに、見直しは財政改革、特に歳入確保と金融セクターの安定という2つの優先分野に焦点を当てると述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20251017
https://www.thedailystar.net/business/news/imf-cuts-growth-outlook-amid-tighter-policies-election-uncertainty-4012141
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