[Financial Express]計画委員会傘下の一般経済部(GED)の報告書によると、バングラデシュ経済は慎重な安定化の兆しを見せているが、民間部門の信用成長が弱まり、借入コストが高止まりしているため、投資の勢いは依然として低迷している。
火曜日に発表された経済最新情報および展望の10月号は、政府およびバングラデシュ銀行による最近の改革にもかかわらず、民間部門への融資が8月にわずか6.35%しか伸びず、過去10年間で最低を記録した一方で、銀行融資は引き続き政府借り入れを優先していることを強調している。
報告書によれば、現在平均13~15%の高金利により、起業家による新規事業や技術拡張、工場新設が阻まれ、雇用と生産の停滞につながっているという。
GEDは、民間融資が回復しなければ、工業生産、雇用創出、輸出が打撃を受ける恐れがあると警告し、高金利での政府借り入れが民間部門を締め出す可能性もあると付け加えた。
同報告書によると、食品および非食品価格の双方がわずかに上昇したことにより、総合インフレ率は8月の8.29%から9月には8.36%へと若干上昇した。
米の価格は幾分下がったものの、魚、肉、食用油の価格は依然として高く、低・中所得世帯に圧力をかけ続けていると報告書は付け加えた。
輸出は、8月の39億2,000万ドルから9月には36億3,000万ドルに減少したにもかかわらず、概ね安定しており、既製服(RMG)が収入の80パーセント以上を占めた。
黄麻、皮革、軽工業製品などの非RMG部門は安定した業績を維持した。
一方、外貨準備高は送金流入の増加と輸入支払いの減少を反映し、3月の255億ドルから9月には314億ドルに増加した。
GEDの報告書では、政府の歳入徴収額が今年度の7月から8月にかけて21パーセント増加したことも明らかにされており、その増加の主因はVAT(34パーセント増)と所得税(24パーセント増)である。
しかし、輸入活動の減少により関税収入は4.5パーセント減少した。
報告書はまた、経済は徐々に安定しつつあるものの、投資と雇用を促進するには迅速な政策措置が必要であると強調している。
報告書は、金利の引き下げ、銀行部門のガバナンスの強化、政治的安定と透明な規制を伴う投資環境の確保が重要であると指摘している。
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Bangladesh News/Financial Express 20251022
https://today.thefinancialexpress.com.bd/first-page/economy-stabilising-amid-sluggish-investment-momentum-1761071167/?date=22-10-2025
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