米国のインフレデータ発表を前に投資家が利益確定したことで金は下落を続ける

[Financial Express]ロイター通信によると、金価格は、今週発表される米国の主要インフレ指標を前に投資家が利益確定したため、前日の取引で5年間で最大の1日当たりの下落に続き、水曜日には2週間ぶりの安値に下落した。

スポット金は、東部標準時午前9時22分(グリニッジ標準時13時22分)時点で1.7%下落し、1オンスあたり4,054.69ドルとなった。取引序盤には一時4,161.17ドルまで上昇した。12月限の米国金先物は0.9%下落し、1オンスあたり4,072.10ドルとなった。

米ドル指数は0.2%上昇して1週間ぶりの高値となり、ドル建て金の価格が上昇した。

金価格は、地政学的緊張、経済的不確実性、米国の利下げ期待、ETFへの巨額の資金流入に支えられ、今年に入って複数回にわたり過去最高値を更新し、54パーセント上昇した。

価格は前日の取引で過去最高の4,381.21ドルを記録した後、火曜日は5.3%下落した。

ハイリッジ・フューチャーズの金属取引担当ディレクター、デビッド・メーガー氏は「ここ数週間の積極的な上昇を考えると、金曜日の消費者物価指数発表を前に多少の利益確定の動きが見られても全く驚くことではない」と述べた。

テクニカル面では、金は21日移動平均の4,005ドルに支えられている。

米国政府閉鎖の影響で発表が遅れている金曜日の米国消費者物価指数(CPI)報告では、9月のコアインフレ率が3.1%で推移したことが示されると予想されている。

投資家らは、来週の米連邦準備制度理事会(FRB)の会合で25ベーシスポイントの利下げが行われることをほぼ織り込んでいる。

利回りのない資産である金は、低金利環境で恩恵を受ける傾向がある。一方、ロシアは水曜日、ウラジーミル・プーチン大統領とドナルド・トランプ米大統領の首脳会談の可能性に備えて準備を進めていると発表した。


Bangladesh News/Financial Express 20251023
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-extends-fall-as-investors-book-profits-ahead-of-us-inflation-data-1761154917/?date=23-10-2025