[Financial Express]ロンドン、10月22日(ロイター): 原油価格は水曜日、米国と中国、インドとの貿易協定の進展への期待から2日連続で上昇し、約2%上昇した。
ブレント原油先物は13時13分時点で1.19ドル(1.9%)上昇し1バレル62.51ドル。一方、米ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油先物は1.24ドル(2.2%)上昇し58.48ドル。
MUFGのアナリスト、スジン・キム氏は「米国とインドが貿易協定の締結に近づいており、インドがロシア産原油の輸入を段階的に削減し、他の原油の需要が高まる可能性があるとの報道を受けて、原油価格が上昇した」と述べた。
ドナルド・トランプ米大統領は火曜日にインドのナレンドラ・モディ首相と会談し、モディ首相はインドがロシアからの原油購入を制限することを確約したと明らかにした。
インドのミント紙は水曜日、両国が長らく停滞していた貿易協定に近づいており、協定によりインドからの輸入品に対する米国の関税が50%から15~16%に引き下げられると報じた。
今週マレーシアで両国の当局者が会談する予定であることから、投資家らは米中貿易交渉の進展にも注目している。
トランプ大統領は月曜日、来週韓国で予定されている中国の習近平国家主席との会談について、公正な貿易協定を締結できると期待していると述べた。しかし火曜日には、会談が実現しない可能性もあると述べ、再び会談をめぐる不透明感を高めた。
一方、トランプ大統領とロシアのプーチン大統領との首脳会談が延期されたとのニュースや、西側諸国政府がアジアの買い手にロシア産原油の購入を減らすよう圧力をかけたことで混乱が生じるとの懸念から、供給懸念が再び高まった。
米国の原油在庫が減少する可能性があることも価格を押し上げた。
市場筋は、米国石油協会(API)が火曜日に発表したデータに基づき、米国の原油、ガソリン、留出油の在庫が先週減少したと明らかにした。
米エネルギー省は火曜日、比較的低い原油価格を利用して備蓄を補充しようと、戦略石油備蓄用に原油100万バレルを購入することを目指していると発表した。
Bangladesh News/Financial Express 20251023
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-rises-about-2pc-on-trade-talk-optimism-1761154907/?date=23-10-2025
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