[Financial Express]ロイター通信によると、米中貿易摩擦の緩和への期待から株式に対するリスク志向が高まり、投資家が利下げの兆候を求めて今週の主要中央銀行会合を待つなか、金価格は月曜日に2%下落した。
スポット金は、11時22分(GMT)時点で2%下落し、1オンスあたり4,029.69ドルとなった。価格は10月20日に、米国の利下げ観測の高まりや地政学的・経済的不確実性に支えられ、過去最高値の4,381.21ドルに達したが、その後5%以上下落している。
米国の12月限金先物は2.3%下落し、4,042.80ドルとなった。
米中貿易摩擦の緊張緩和の兆しがリスク選好を押し上げ、中央銀行の会合や大型企業の決算発表が目玉となる週の好調なスタートを切ったことで、アジア株は急上昇した。
UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は「米中間の貿易協定の可能性はリスク資産を支援し、金価格を圧迫しているが、関税が下がる可能性があれば連邦準備制度理事会(FRB)が追加利下げを行う可能性もあることを忘れてはならない」と述べた。
ドナルド・トランプ米大統領は、米国と中国は貿易協定を「締結する」準備が整っていると述べた。前日、両国のトップが、韓国で予定されているトランプ大統領と中国の習近平国家主席の会談で決定する枠組みを協議した。
一方、9月のインフレ率が予想より低かったことから、FRBは水曜日に0.25%ポイント利下げすると予想されている。
25ベーシスポイントの利下げはすでに織り込まれており、市場は会合でのパウエルFRB議長の将来予想に関する発言に注目している。
「実質金利の低下は依然として金需要を支えるはずだ。市場のコンセンサスはFRBが25ベーシスポイントの利下げを行うと見込んでいるため、FOMC会合前後で大きな動きはないと予想している」とスタウノボ氏は付け加えた。
利回りのない金は、低金利環境では恩恵を受ける傾向があります。
一方、スポット銀は2.3%下落して1オンスあたり47.48ドル、プラチナは0.8%下落して1,593.43ドル、パラジウムは0.8%下落して1,417.58ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20251028
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-falls-as-potential-us-china-deal-dents-safe-haven-demand-1761580536/?date=28-10-2025
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